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朝霧先生(ry 14話 駄目ぬこの躾でgdgd。

漆黒の堕天使速報。襲撃の際、召喚された鬼達に「俺は…漆黒の堕天使だ」と名乗っていた様です。

「二つ名は名乗るものじゃないと、タマは思います」
「一体何がしたいのでしょうか、彼は?」

俺に聞かれてもさっぱりわからん。だってぬこだもん。
今日は珍しく我が家です。じいちゃんに頼んで用意してもらったプレハブ。美術の授業で、2-Aの皆に描いてもらったぬこの絵が目印。エヴァの描いたぬこが一番可愛い件。

「その時組んでたゴッドマソとその家来が、凄く微妙な顔してたってガンドルたんが言ってた」
「ゴッドマソ? 家来? 誰ですか?」
「高音と……愛衣? とか言う魔法生徒」
「……普通に呼んであげてください」

なっ!? まさかせったんが向こうの肩を持つなんて…!

「ルラギッタナ! オリドギボディオ゙ボデア゙ゾンディルラギッタナ!」
「何を言ってるのか全くわかりません、日本語でお願いします」

オンドゥル語はレベルが高すぎた様です。正直、自分でも何を言ってるのかよくわからない。

「冷蔵庫に酒しか入ってないんだが…」

何となく気になって、冷蔵庫を開けてみたらこの様。食材全く入ってない、酒オンリー。どうしてこうなった?

「買い物をしないタマが悪いです。……まあ、ここには余り帰らないですし、それもあると思いますが…」
「ご飯とか、他の先生や生徒達のお世話になってます」
「駄目人間…いえ、駄目猫まっしぐらじゃないですか…」

皆、俺に料理スキルが無いって知ってるから、何だかんだと言いながらもお世話してくれる。

「タカミチの料理スキルが意外と高い、エプロンが妙に似合うから困る」
「神楽坂さんが喜びそうですねお話ですね、それ」

絶対に喜ぶな、鼻血吹くんじゃないだろうか?
お世話になってるのは、このかとか茶々丸とかさっちゃんとか、生徒だとこの三人が多い。先生だと、タカミチとか瀬流彦先生とか、たまに刀子さん、稀にガンドルたん。じいちゃんも誘ってくれるしな!

「…………凄い駄目ぬこだわ俺」
「お世話になりっぱなしじゃないですか…」

自分の駄目っぷりに、思わず前足で頭を抱えてしまう、ぬこなのに。
我が家も掃除した覚えがないのに、綺麗になってるしなぁ。何でも茶々丸が暇を見て掃除してくれてるらしい。茶々丸、愛してる。

「最近、せったんが料理を作ってくれなくなった件」
「ひ、暇が無いといいますか……そのぉ、私の料理なんて他の方に比べると……」

そんな事ないよ! せったんが麻帆良に来る前に作ってくれた料理は、すっごく上手かったよ。

「そういうのは比べる物じゃないと思うよ」
「そう言われましても……」
「愛があればいいんだよ! 愛があればさぁ!」

こないだも作ってたのはマナマナだったしなぁ、せったんの手料理が恋しいわぁ。
まだこのかとせったんが小さい時に、よく作ってくれた謎の料理とかね。アレどうやって作ったんだろう?

「私よりもまず、タマが料理をするべきでは?」
「無理だよ、だってぬこだもん」

朝霧ボディで覚えろ? 食材がゴミの様になってしまうのが、容易に想像出来てしまうんですがねぇ。

「そう言って、皆さんのお世話になると……本当に駄目猫じゃないですかっ」
「駄目駄目言うなよ!」

エヴァだって似たようなもんだろ! 周りの事は茶々丸に任せてるんだし! 明日菜もこのかに任せっぱなしだろ! ……って二人とも学生だったな。やっぱ駄目ぬこだわ俺。

「自分の駄目っぷりに呆れたので、飲んで忘れようと思います!」
「ちょ、タマそれはもっと駄目です! そもそもどうやって飲むつもりですか!」
「元に戻ればいいじゃない!」

戻らなくても飲めるけど。飲むというよりは舐めるだな。酒を注ぐのだって、尻尾使えば楽勝ちだぜよ。
自棄になって、冷蔵庫の中から酒を取り出そうとする俺を、必死で止めてくるせったん。どさくさに紛れて、もふもふされてる様な気がするのは、気のせいじゃあない。

「落ち着いてくださいタマ! 今度何か作ってあげますから!」
「……ホント?」
「本当ですっ! ただし、暇が出来てからですよ?」

せったんぬこの扱い上手すぎだろ……せったんも魔性の女だったか…! ぬこじゃらしではなく、ぬこたらし。このままじゃあ、簡単に骨抜きにされてしまうぜよ。ハァハァと息を切らしてるせったんも素敵です。

「つ、疲れる……そもそもどうしてここに居るんでしたっけ?」
「…………酒取りに来たんじゃないの?」
「ち・が・い・ま・す!」

え? 違うの? 俺の荒んだ心を潤す為に酒を取りに来たんじゃなかったの?

「じゃあ、せったんウイングでもふもふする為とか?」
「そ、それはまた今度にしてください!」

今度ならいいんだ。それじゃあとことん、もふもふしてやらないとなっ! せったんウィングもふもふは正に至高。ああ、今すぐにでもせったんの穢れなき純白の翼に抱き付いて、思う存分もふもふしたい! ま、本人からまた今度って言われたから、それまでお預けなんですが。
しかし、もふもふ出来ないんじゃあ―――

「ここに居る意味ないじゃないかぁ!?」
「逆ギレですかぁ!?」

サーセン。もふもふの事で少々自分を見失っていたみたいだ。
待てよ? 酒でももふもふでもないとすると、マジで何する為に帰ってきたんだ? ああ、そうだ。

「大河内に渡す、初心者用の入門書と攻略本を取りに来たんだったわ」
「……私が居る意味ないじゃないですか」
「……」
「……」

沈黙。呆れたせったんが、ジト目でタマを視姦し始める。空気が重い、やだ、何この雰囲気。
この微妙な空気をぶち壊すべく、俺が言うべき台詞は……アレしかにぃ!

「ふ、二人っきりだね」
「……帰ります」

見事に玉砕。あまりにも空気嫁な発言に、さらに呆れが加速したせったんが立ち上がって、そそくさと帰ろうとする始末。

「ちょ、せったん待って! ごめんなさい! 本当に調子こいてすいませんでしたーっ!!」

即座に回り込んでジャンピング土下座ぬこ。 ……床に頭を擦り付けて謝るぬことか、シュール過ぎる。ぬこ必死。

「代わりに俺をもふもふしていいからー!」

クタクタになるまでもふもふしちゃってもいいから。変な声が出ても構わずに、遠慮なくもふもふテクニックしていいから!
何度も何度も頭を床に擦りつけてアッピル。すると、俺の思いが通じたのか、普段なら見れない様な可愛い笑みを浮かべ、俺に近づきしゃがみ込む。せったんならわかってくれると―――

「そうですか? それでは遠慮なく……ふっ!」

―――思っていた時期が僕にもありました。
一瞬で抱き上げられて、力いっぱい抱きしめられる。いや、抱きしめるってレベルじゃねぇ。

「あー! あー!? 痛い痛い痛い痛い痛い!? 出るぅ!? 中身出ちゃうよせったんっっっ!?」

思わず『ぬこ神アズラエル(ぬいぐるみ)』な事を言ってしまうくらいに痛い。普通ならせったんの身体の柔らかさとか、香りとかをソムソムする筈なのに、そんな余裕が全くない!

「タマは、少し、痛い目に、あった方が、いいと、思い、ますっ! 心配しなくても、大丈夫ですよ、これは世間一般で言う所の……そう、し・つ・けですから!」
「せったんこれ躾ちゃう!? 虐待や!?」
「いいえ、躾です、ええ、誰が、何と、言おうと、躾、なんです!」

ぴぃ! 目が笑ってないよせったん。死ぬ! 死なないけど死ぬ! どっちだよ!?
ただ力任せに締め付けるだけじゃなく、持ち前のもふもふテクニックを駆使して、ぬこの快感ポイントを刺激する、正にヘル・アンド・ヘブンの様な躾。
数分程、天国と地獄を味合わせられようやく開放されるぬこ。クタクタになってビクンビクン痙攣してる様は、どう見てもレイ○後。

「反省、しましたか?」
「し、しました……」

全力で、全力で反省したのであります。

「なら、そうですね、三回まわってにゃんと鳴きなさい」
「へ?」
「鳴きなさい」

や、やばい、せったんぱねぇッス!? 氷の様な冷たい視線と有無を言わせぬ威圧。と、取り合えず言う事聞いておかないと、とんでもない事にっ! 三回まわって…

「にゃん!」
「ふふっ、良く出来ました。でもまだ駄目です」
「うぇい!?」

これで終わりじゃないだと? せったん鬼畜? 鬼畜なの? 

「しばらくの間、もふもふ禁止です」
「なん……だと?」
「もふもふ禁止です」

な、何でそんな残酷な罰を。三度の飯も好きだけど、それ以上に好きなもふもふが禁止?

「……マジで?」
「禁止です」
「俺が、この俺がもふもふ禁止……だと?」
「駄目です、禁止です、反省しなさい」

そ、そんなぁ…そ、それじゃあ、何を目的に生きればいいかわからないじゃないかぁ!
せったん鬼畜過ぎる……誰だよこんなに怒らせた奴、マジで馬鹿なの? 死ぬの?

「ふ、ふん! じゃあ茶々丸とか那波のおっぱいでもふもふするからいいよ!」
「セクハラです。それに、もふもふ禁止です」
「長瀬もマナマナも……早乙女も朝倉も、大河内のおっぱいも?」
「だから、それセクハラです。もふもふ全面的に禁止です。もふもふ駄目、絶対」

容赦の無いせったんの口から放たれる言葉のマーブルスクリューが、俺に残された希望を尽く打ち砕いていく。何という絶望感、これはフリーザ様の戦闘力が53万だと告げられた時にも匹敵する。
だが、ここで諦める訳にはいかないんだ。もふもふは、ぬこの希望―――

「じゃ、じゃあ!」
「斬りますよ?」
「…………」

どっちが年上だか本気でわからなくなってきた。
せったん>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>ぬこ。







「―――はっ!」
「どうした茶々丸?」
「……朝霧先生から、電波を受信しました」
「はぁ?」
「―――私もです、朝霧先生」
「何がだ!?」


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