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朝霧先生(ry 18話 ぬこのgdgdな一日。

「――ッ――!」

何時もとは違う、争う様な声。実験にでも失敗したのだろうか。……どうでもいい、心底どうでもいい。どちらにしろ自分は実験材料なのだから。
今日もどうせ身体を弄られるのだろう。その時の激痛にも、もう慣れた。今度は何を混ぜるのだろうか? 一体何を創りたいのか? 神にでもなるつもりだろうか?

始めは死にたい、そう思っていた。今はもう――どうでもいい。
生きるのも諦めた、死ぬのも諦めた。

「―――外道が」

? 何を今更、そんな事は最初からわかりきっている筈だ。事情も知らされずに、研究にでもつき合わされたのか? だとしたら――

「アレで最後、でしたか」

何かを振るう音がした瞬間に、ドサッと重みのある音が響き渡る。
一体何が? 違う、襲撃? 誰だ? 研究者は? 他の実験体の子が?

「この子が……」

自分の隔離されている部屋の扉が切り裂かれ崩れ落ち、濃厚な血の匂いが部屋に充満する。ああ、きっとこの人が殺したのだろう。
何をしに来たか? どうでもいい。どうせ、何処へ行っても実験材料なのだから。

「さあ、行きましょうか」








「ぬこにシリアス(笑)とか似合わな過ぎる。というか今日は速報ないの?」

昔の夢なんて久しぶりに見たぞ。つか、詠春おじ様若かったな。ってもう朝か、チュンチュンとスズメの鳴く声。目を開けると……大河内の姿が!

「これが噂の朝チュン……っ! つまり俺と大河内が致してしまったと、そういう事ですね、わかります」

初体験がぬことか、マニアックプレイにも程がある…! 着衣の乱れはないが全く記憶が無い。
起きたばっかりだけど眠い、眠すぎる。隣ですやすやと寝息をたを立てている大河内のベリーメロンで、もふもふしながら二度寝しよう。僅かに香るシャンプーの香りが、ぬこの鼻腔を擽り大河内の体温が安らぎと共に眠気を促進させていく。
大河内の様にナイスバディな子と寝るのは、せったんやこのかとはまた違う世界がありますな!

――い、淫獣じゃn…淫獣でいいよ、淫獣らしい方法でもふもふしてあげるから!――

と、開き直って大河内の右腕を枕にして丸まったり、身体を擦りつけたり密着したりしてたら。

「ん……すぅー……ん…ぁ………ぅん?」
「調子に乗ってもふもふした結果がコレだよ!!!」

何てタイミングで起きるんだよ! 人がせっかく二度寝しようと思ってたのに!
しょぼしょぼと目を擦りながらぽけーっと、ぬこフェイスを見ている。ちょっと萌えた。

「あれぇ……タマぁ?……んん?…ああ、そっか」
「大河内は大人の階段を上ったのでありますよ」
「……ん、責任、取ってね」

何と言う切り返し、相変わらず大河内は手強い。まあ、相手がぬこぬこタマだから仕方ない。個人的にはもうちょい良い反応を期待してたんだけど、日に日にレベルUPして行きやがるぜよ。

口元を隠してあくび、両手を頭上に広げて伸びー。伸びの時に張るパパパパパイでぬこがやばい。

「まだ起きるには早い時間であります、一緒に二度寝しようではないか!」
「んー……二度寝したら寝過ごしそうだから、起きるよ」

なん……だと? たった数秒で俺の、幸せ二度寝もふもふ計画が崩れ去った件。
仕方ない俺も一度我が巣に戻って準備……今日ほとんどぬこで居るから、あんまりやる事ないけどしてくるか。






「大河内のお股から、おはようございました」
「タマ、それセクハラだよ?」

転移で大河内のお股の間に登場しただけです、悪気はあります。胡坐かいてた大河内も悪いんだぜ! そのまま大河内のお股に身体を預けてまったり。別段嫌がる風でもなく、優しく微笑みながら身体をナデナデされて、んっぎもぢいい!! ……ふう。

「俺、昨日何時寝たの?」
「お酒舐めながらお話してたら、いつの間にか寝てたよ?」

あれま、酒に酔わない体質だから大丈夫だと思っていたらこの様。疲れてたのか? ……疲れる様な事してないのに、どうやってつかれるのかと。

「そして寝てしまったぬこの貞操を奪ったと」
「正解」
「ちぃっ! からかいがいの無い奴目ぇ!」

まあ、ぬこの姿で何を言ってるんだって、話だわな。大河内×タマは需要があるのだろうか? 今度早乙女に聞いてみよう、もちろん朝霧ボディで。
大河内の右太股からお股そして左太股とゴロゴロ。そのまま元のお股の位置に戻って、お股枕(きんたまくらとかあったなそいえば)。
お股枕でほげぇーっとしてたら、咽の下に大河内の手が迫りそのまま! あっ、おい、らめぇっ、んあっ! 咽の下はやめろ、思わずごろごろ鳴らしてッ! アッー! 尻尾の付け根もやめてぇー!

「にゃ、にゃんにゃ~ん、みゃー」
「愛い奴愛い奴」

もふリストの中ではそれほどレベルが高くないと思っていたが、中々どうしてかなりの“もふもふテクニック~いい事思いついた、お前俺の身体でもふもふしろ~”をお持ちの様で。

「や、やるではないか……んん、で? 昨日どんな話をしたんだ俺?」
「……記憶力が鳥並の猫とか」
「し、仕方ないだろ!」
「んー…昨日はね」









―――前日。

「巻きますか? 巻きませんか?」
「……何を?」

巻く? 巻かない? タマの尻尾をタマに巻き付けて動けなくすればいいのかな?

「間違えた、大河内はもう決めたのかなっと、タマは思いまして」
「うん、決めたよ」
「ちょっと痛い目に遭うかもしれんよ?」
「普通に生きててもそれくらい、あるよ」

初めて魔法の存在を知った日の、極端な話の事も含めて、私が考えて、私が出した答え。本当は少しじゃない、凄く痛い目に遭うのかもしれない。
誰かが、自分が、亡くなってしまう、そんな事にも遭ってしまうのかもしれない。

記憶を消さなくても、平穏に生きられる。彼は確かにそう言った。
でも私はもう知ってしまったから。そして今はもっと知りたい、多分明日も明後日も……ずっと。

誰かを助ける事が出来るかもしれない力。それは逆に、誰かを傷つけてしまう力かもしれない。力を持ちたいなら、使いたいなら、それを理解しろ。
こんな風に私は思いながらやっていこうと思う。癒す力もあれば壊す力もあるんだから。

「そんな深く考えなくても良かったのに…」
「ううん、考えなくちゃ駄目って思ったから」

何も考えずに力を使えば、傷付かなくてもいい筈の人が傷付いてしまう。私はそんなの嫌だ。

「普通の魔法使いはそこまで深く考えません。魔法の力で人助けが出来る! 魔法かっけぇ! きた! 魔法来た! これで勝つる! 魔法のおかげでこんなにモテる様になりますた、って感じです」
「……それはさすがに」
「ないとは言い切れないぞー。善い事に魔法を使いたい奴もいれば、悪い事に使いたい奴もいる。ただただ純粋に力を求めて、魔法に手を出した奴もいる。知的好奇心を満たす為にって奴もいるわな」

十人十色、かぁ。そうだよね、何も魔法に限った事じゃないんだ。ナイフを持てば、銃を持てば、人は簡単に変わってしまう。魔法だって、悪い事に使う人がいてもおかしくないんだ。

「……タマはどうだったの?」

一度は聞こうと思ってた。私が知るちょっとお馬鹿な魔法使いの事。

「タマは……最初は恩返しのつもりだったのかねぇ。今はもう趣味と実益と娯楽を兼ね備えた、玩具みたいなもんだと思ってる、いや、もうマジで」
「後半はなんとなく予想できてたけど、前半は予想外」
「失礼な。これでも純だった頃があるのですよ」

純(笑)。タマが言うと冗談にしか聞こえない、純(笑)。2回反応しちゃった。

「それで? どうする? こっち来る?」
「うん、行く、行きたい」

純粋に興味があったっていうのもあるけど、それ以上に自分に何が出来るか、何が出来る様になるのかを試して見たい。

「表も裏も、綺麗な事ばっかりじゃないけど、きっと楽しい事になるとタマは思うので、大河内の思うようにすればいいと思うよ」
「危ない事があっても……タマが守ってくれるんでしょ?」
「手の届くところにいる限りは」
「なら、大丈夫。一人だとちょっと不安だけど」
「まあ、他にも味方いるから。それにしても、最近の女の子は、下手な男共より根性あるから困る」
「女は強いんだよ、タマ」







「というお話」
「むう、そういえばそんな話したな。んじゃ、大河内の都合に合わせてぼちぼちやろうかね」
「よろしくお願いします」
「よろしくお願いされました」

しかし、大河内は……アレだ真面目すぎる。だが、そこがいい! って訳だが。んま、その内もっと柔軟になってくでしょう。深く考えると面倒だからねぇ。

「入門書に書いてあったと思うけど、魔法と気、どっちがいい?」
「んー……両方?」
「贅沢な奴め」

んじゃ、日を見てババァ、もといエヴァの別荘にでも連れて行こうかね。大河内が力を持った、なんてあんまり世間様に広めたくないし。存在は知ってるよーくらいが丁度いい。誤魔化しも効くしな。頼んだぞエヴァバァ!

「んじゃ、ボチボチ学園行こうか」
「タマも付いて来るの? ……そういえばタマ、学園の中我が物顔で歩いてるもんね」
「そういう事、副担任の仕事ってあんまやる事ないけど、見てるのと見てないのじゃ違うから」

昼間に何か起こる、何て滅多に無い訳だが、注意しておいて損はない。
これがタカミチや他の魔法先生と話し合った結果であるよ、と。

「おなごの胸に抱きかかえられながら、学園行くとか俺リア充すぎる」
「スケベ猫……みんなもタマのセクハラに気を付けて」

セクハラじゃないよ!





「アレ? 何や、タマ来うへん思うとったら、アキラちゃんとこにおったんやね?」
「うん。それで私の所で寝ちゃったから」
「ふーん、飼い主放って置いて他の子のところに行くとか、タマ優柔不断ね」

うるせぇ、明日菜! タカミチにある事ない事吹き込むぞ!つーか、やっぱこの登校風景には慣れんわ……おお、ゆれるゆれる。
大河内と話してたら、意外と遅くなって遅刻寸前とか……まあいいや、俺生徒じゃないし。……教師が遅刻したらもっとまずいだろ。

「タマって面白い猫だよね?(朝霧的な意味で)」
「せやろせやろ? ウチの言葉も理解しとるふうやし、実は明日菜より頭ええんちゃう?」
「ちょ、さすがにそれはないわよ。猫より頭悪いとか…冗談じゃないわよ」

実は明日菜より頭いいです、サーセン。このか鋭すぎるわ。良く考えたら、もふもふしてるつもりが、もふもふされながら登校してるのか俺。
………明日菜もそうだが、大河内も足速いな。揺られまくってたら、眠気がぶり返して来た…

『寝る』
「ん」






起きたらそこは、大河内の膝の上でした。やっぱ俺リア充だわ。
ん? この無駄にだんでぃーなボイスは……タカミチか。つー事はHR?

『よう、今日も渋いね旦那!』
『何だ、起きたのかい? てっきりこのまま終わるまで寝てるのかと思ってたけど』
『何か目ぇ覚めてしまった。ところでタカミチ』
『なんだい?』
『社会の窓が全開なんだが?』
『……引っかからないよ』

ちッ! って、念話しながらHR続けるとかプロだなタカミチ……ってちょっと待てよ、確か昨日刀子さんが面白そうな事を……あ。

『しずな先生と楽しそうにお食事してるタカミチが、目撃されますた』
「ぶッ!?」
「た、高畑先生? どうかしたんですか?」
「い、いや、何でもないよ、明日菜君」

タカミチざまぁ。リア充皆痛い目に合え! 明日菜涙目な情報だなコレ。仲を取り持ってやりたいところだが、タカミチの好みってしずな先生みたいなタイプなのか? だったら、今の明日菜じゃちょっときついぜよ。もっともっと成長して乳神様にならないといけないからな。

『タカミチにも春が来たと喜ぶべきか……』
『い、言っておくけど、君の考えてるような事は…』
『どいつもこいつもみんなそうやって言い訳するんだよ!!!』
『何で逆ギレッ!? いや、言い訳もなにも…』
『まあ、いいけどな。朝倉には気を付けろよー』

見られたのが朝倉だったら、号外号外で、明日菜真っ白だったな。
さぁて、エンジン掛かってきたので、ちょろっと遊ぶかな、2-Aで。そそぉい、と大河内の肩に移動して……こいつ微動だにしねぇ、やるな。

『マナマナ』
『ん?』
『君は……俺と同じ匂いがする』
『ッ!?』

ビクリッ、と肩を震わせるマナマナ。心なしか殺気が漏れてますよー。ほら、ハットリ君とか反応してるじゃないか抑えて抑えて。

『生暖かく見守る対象だから、ゴルゴはめッだぞ』
『わかってる…わかってはいるんだが……無性に狙い撃ちたくなるんだよ』

狙い撃ちたくなっても、目標をセンターにいれてスイッチ、じゃない引き金引いたら駄目なのであります。
その狙い撃ちたくなるって衝動って、もしかしたら。

『マナマナ……それはきっと恋だよ』
『違う!』






一時間目はタカミチの授業か、なんて都合がいい。まさにやりたい放題じゃないか。
今は珍しく雪広の膝の上。HR終わった瞬間に捕まった。ショタコンの癖に。
椎名、撫でるな、気持ちいいだろ! ああっ、またっ、こ、声が漏れりゅのおお! 撫でてもいいからお前の運をよこせ! そしたらマジでニートになれる!

『むぅ……雪広め、さすがいいんちょなだけあってノートが綺麗だ』

まるで、明日菜さんとは違うのですよ、明日菜さんとは!  と、言わんばかりの綺麗さである。
うーん、何しようか。取り合えず、仲間になりたそうな目で雪広を見つめてみよう。

「………」
「………」
「………」
「………きゅん」

ポが成功しますた。ぬこボディ高性能過ぐる。だが俺の飼い主はこのか。
それにお前の性癖にぴったりのショタっ子が、ちゃんと来るから待ってなさい。だけど、タイーホレベルなのは勘弁な。トラウマになったら困るから。

『唐突にタカミチ用の技を思いついた』
『……なんだい?』
『咸卦の気をドリルみたいにぎゅいんぎゅいんさせて居合い拳を打つ』
『……そういえば…そういうのは試してなかったね』
『まあ、咸卦の気自体、そうやって自由自在に動かすのは難しいだろうからな』
『まあね、それでも……試してみる価値はあるかもしれない』

魔力は基本的に詠唱で、気は得物や術で、色々付加させたり変化させたり出来るからな。
俺は咸卦法を使うことが出来ないからわからんが、咸卦法はそういうのには向いてなさそうな雰囲気がする。まあ、出来ても出来なくても、挑戦する事に意味があるとタマは思うので、是非挑戦してみて欲しい。

『完成したら、防御魔法とか紙の如く貫きそうだな……』
『正に必殺…いいじゃないか。今度付き合ってもらうよ』
『了解』

これだからタカミチの友人はやめられない。詠唱なんて飾りです、
普通の魔法使いにはそれがわからんのですよ!





二時間目は……瀬流彦先生か。これまたやりたい放題でぬこ満足。

『憎悪の空より来たりて』
『正しき怒りを胸に』
『我等は魔を絶つ剣を執る!』

我等二人が力を合わせれば! なんて都合よく行かないのが世の中。世知辛いのう。

『……乗りてぇ』
『……激しく同意』

超とか葉加瀬とか作れないかなぁ……無理だよなぁ。そもそも、魔導書がデモベみたいな力を持ってるとは、限らんだろ。というかある筈が無い、あったら凄い。
幼女になる本とか、大きいお友達に大人気な予感だわ。ロリコン的な意味で。

『超、茶々丸の強化案、送っといたから暇な時に見といて』
『了解ネ』

おっぱいミサイルは茶々丸には似合わないのでやめました。ロケットパンチや目からビームでも十分ロボッ娘なのですよ。
日頃から茶々丸を見てて思うんだけど、超と葉加瀬の技術力なら。

『レガシー・オブ・ゴールドとか作れない?』
『……目覚まし時計なら可能ヨ?』
『ぬっこぬこにすんぞ!』

あのフォルムの良さがわからないとか、地球皇帝なめすぎだろ常考。おまけに攻撃は身体全体から出るんだぜ? 最高じゃないか。わくわくさんが居たら作ってくれるんだろうか?
……そういえば、何でこいつ念話出来るんだ? ……まいっか。

「へ…へへ……平…穏最…高…」

春日、お前次の授業、新田先生だぞ? 説教フラグビンビンじゃねぇか。
あんま、あの人の胃をいじめてくれるなよ、マジで。





案の定起きやがらねぇ…こいつ。あ、現在このかの頭の上。超シュールです。
誰にも見えない様に、ぬこビームでも喰らわせてやろうかこいつ。

『おい、バ春日起きろ。新田先生がぬ~べ~の鬼の如き顔になってるぞ!』
『……………んあ? ………マジでッ!?』
『マジだ。ホレ、今なら大丈夫そうだから起きとけ。寝るなら次の時間にしろ』
『うぃ』

おお…新田先生の顔が…徐々に仏の様に…! 良かった。
これで、胃薬用意しなくて済む。本当に大事にして下さい。





四時間目は数学か…この先生名前なんつったっけ? 谷口? 白石? ……どっちでもいいや。それにしても真面目にノート取ってる割には、何で成績が準バカレンなのせったん?

『剣の修行に、お嬢様の護衛。タマじゃらし、と色々やる事があるので』

タマじゃらしの件については、主に俺から絡んでるから仕方ない。このかの護衛しながら出来るせったんの癒し! だったらいいなぁ。

『いつか、このかと一緒に勉強出来る日が来るといいね』
『……はい』
『……最終形態でもふもふする?』
『……それはまた今度お願いします、ゆっくり、そうゆっくり』

じゃあ、そん時はせったんの言う通り、ゆっくりもふもふさせて上げよう。
しかし、この席の周りはさっちゃんに那波と、癒し系が多いな。あ、ああ、ちゃ、茶々丸と目があっちゃった…恥ずかしい……俺きめぇ。
ひょっこりっと茶々丸んとこに移動。

「………」
「………」

もはや言葉なんていらないと、言わざるを得ない。ガイノイド×ぬこ、種族の壁? そんなもん俺達には関係ないのですよ。愛があればいいのさ愛がさあっ! 
……ふう。賢者タイムに入ったので、エヴァに不意打ちを仕掛けてみるテスト。

『レェェェガァァァシィィィィオォブゥゥ…ゴオォォォルゥドォォゥ!』
「ぶふうぅぅぅぅぅぅぅッッッッッ!!?」

おま、授業中くらい静かにしないと駄目じゃないかエヴァ。ほら? 皆見てるぞ……いや、何人かは俺を見てるな。バレてる。そんなに見つめられると照れるから、こっちみんな。

『おまッ…い、いつの間に、そんな芸当』
『一日百回「ぶるぁぁぁ!」って言ってたら出来るようになりますた』

来る日も来る日も何て事はないけど、途中で声が枯れても頑張ってぶるぁした結果、何故か念話でも若本ボイスが出せる様になりましたとさ。

『地球皇帝アウグストゥスを見たあとだったから、耐えられなかったぞ…』
『サーセン』

ああ、プレイしたんだな。確かに初見じゃアウグストゥス地球皇帝フォームはキツイ。脳裏に焼きついて離れないだろうな。おかげで奇襲も成功した訳だけど。

漆黒の堕天使速報。夜、森の中で「英雄なんかやめてやる!」と叫んでいた。

『カイル乙』
『英雄の息子乙』
『福山乙』

上から俺、エヴァ、せったん。せったんは俺が無理矢理やらせた。あと、速報の人乙。広域念話係だったかな? 誰かはわかんないけど、謎のままの方がいいだろう。
速報も、こういうタイミングで来る時もあるんだな…狙ってんのか? というか奴は英雄だったのか? どんな事して英雄になったのか気になる。
それとも何か嫌な事でもあったのだろうか? ああ、英雄と書いてひでおと読むんだな。






お昼。孫悟飯をどうしようか思案中。やはり16号に犠牲になってもらって……じゃなくて、エヴァんとこにでも行ってたかってくるか。
という訳で、エヴァのお股から―――

「そぉい!」
「……また微妙な登場の仕方を、普通に来い、普通に」
「無理。そんな事よりもなんか食べ物頂戴」
「ハンバーグでもくれてやろうか?」
「ぬこの身体がやばい」

おにぎりを手に入れた! 具はかつおでした。茶々丸、絶対俺がエヴァにたかるって予想して作ってるだろう……茶々丸、愛してる。

「そういえば…茶々丸が居ない」
「茶々丸なら、葉加瀬のところに行ってるぞ」
「むぅ……」

まあ、いいか。青空でも見ながらまったりしよう。ああ……働きたくねぇ。いや、俺ほとんど働いてないじゃん。ずと2-Aに居たから、このかの護衛って事ならこなした事になるんだろうけど、俺としてはこのかの護衛は仕事の内には入らない。報酬の受け取りも拒否するくらい仕事に入らない……んだけど、報酬は報酬、貰えるのなら貰っておけと、じいちゃんや詠春おじ様に言われているので一応受け取ってはいる。全部貯金してるけど。
通帳やら何やらは、このかに管理してもらってるけどな!

貰ったおにぎりをむーしゃむーしゃ幸せしてたら、エヴァが眉間に皺を寄せて青筋を浮かべながら微妙な表情になってる。何かあったのかねぇ。

「桜咲刹那に、アレの事を……こ、この私が、頼んだにも関わらず断られたぞ。無駄に腹の立つ勝ち誇った顔で「もふもふしていいのは、もふもふされる覚悟のある人だけです!」と、宣言された。何なんだアイツは……」
「それがせったんのジャスティス。エヴァはまず、もふもふされる覚悟を持たないと」
「そんな屈辱的な覚悟なんぞ、持てるか馬鹿猫」

それじゃあ、一生せったんの許可は下りないよっと。いいじゃないかもふもふされるくらい。俺なんてぬこだから、色んな子にもふもふされてるぜよ。

「―――光に生きてみろ、か」
「ん?」
「いや、何、奴の言葉を思い出してな。人を助けて見たり、変な呪いを掛けてみたり、死んだという情報が流れてみたり、生きているかもしれないという情報が流れてみたり……本当に人騒がせな奴だよ、ナギは」
「おまけに他所で子供まで作ってみたり?」
「ああ、それが一番―――って、何を言わせる馬鹿猫!」

やっぱりそれが一番の屈辱なのか。チャチャゼロの言う通り、もう少し素直になっておけば良かったのに。……何かそれでも振られる姿が思い浮かぶ。

「まあ……光に生きる、というのが今の生活の事を言っているのならば…悪くはない。が、一生続けようとは思わんな、退屈は不死者の敵だよ。この訳のわからん封印の所為で自由もないしな」

不老不死、だからなぁ。普通の人間なら長く続けられる事でも、エヴァの様な不老不死にゃ通じない。15年も中学生やってたら誰だって飽きるわな。修学旅行だって一度も行ってないし。

「んでも、ちゃんと呪い解きに来てくれるって、言ってたんだろ?」
「………案外忘れてるのかもしれんな。いや、あの馬鹿ナギの事だ、絶対に忘れているぞ」
「タカミチから聞いた話じゃ、息子のネギくんは、とても素直ないい子だって言ってたのに…」

親父フリーダムすぎる。さすが、本当は5、6個しか魔法覚えてないけど、面倒だからサウザントマスターなだけはある。アンチョコ見ながら適当に魔法使えるとか、天才過ぎるわ。

「もう、アレだよ。ネギくん来たら「私がお前のママだぞ!」とか言ってみれよ」
「な、ななな、な、何を言ってるんだ貴様は!」
「いや、そうしてネギくんにエヴァが母だと言う事を信じ込ませて、ナギ・スプリングフィールドの前で「ママ」って言わせたら、既成事実の完成」
「あ、阿呆が…そ、そんな馬鹿な話が…せ、成功するわけ……成功するわけ……」
「悩んでる悩んでる。計画ぶち壊すようなもんだしな」

というか、成功する筈がない。だって見た目幼女だもんエヴァ。
さて、混乱してるエヴァは放置して、学園周りでもするかね。広域指導ぬこ的な意味で。

「問題起こす奴は全員ぬっこぬこにしてやんよ!」

あ、やべ、何か打ち切りフラグみたいになっちまった。



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