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朝霧先生(ry 20話 冬休み直前のgdgd。

「はぁ~…あと一日。あと一日頑張ればっ! あ! ねえねえ? 冬休み中の高畑先生の予定とかわかんないの?」
「タカミチの予定? うーむ、タカミチは他の先生方と違うからなぁ。まあ、タカミチに限らず教師なんて、冬休みだろうがなんだろうが割と忙しいもんだぜよ」 「そ、そっか……で、でも、休みが無い訳じゃないのよね!?」

そりゃそうだ、と頷いておく。教師だって人間だ休みの一つも無けりゃ死んでしまうわ。ただ、麻帆良の場合はなぁ。タカミチ達の様な魔法先生は学園の警護とかあるし。里帰りする生徒もいりゃ、ここに残る生徒もいるからな。このかも残るし、まあ当たり前だが。

「タカミチの予定は俺が聞いておいてやるよ」
「朝霧先生、あんたたまにいい奴だわ、本当にたまにだけど。あ、今日は気分がいいから、お酒飲んでても何も言わないであげるわ」
「たまにやなくて、いつもええ人やよ? 裕香もお酒はほどほどにな?」

このかわかってるぅー! しかし明日菜から酒飲む許可を貰えるとは、先生びっくりだぜ。いつもなら普通に怒鳴られてるからな。本当なら他の魔法先生とか、飲める生徒(内緒だよ!)達と一緒に飲みたいんだけど。魔法先生達は何かと忙しい上に時間も合わない事が多いからな。冬休みに入るまではお預けかね。

「明日はいつもより念入りに、高畑先生の顔を見とこう……」
「あ、そんな明日菜にお知らせです」

明日菜にとっては本当に残念なお知らせ、気合入れてるとこ悪いけど。

「明日はタカミチ出張で居なくなるから会えないよっと」

ピシリ、と何かが固まる様な音と同時に明日菜の動きも停止。不意打ちでごめんね。

「……………………はあ? 何よそれ、ふざけてんの?」
「ふざけてなんかいません。マジでガチでウホッ、じゃなかった。マジで出張です。先生もびっくりなタイミングで出張です、タカミチ本当に乙」
「ホンマ忙しい人やねぇ……」

うんうん、このかの言う通り。誰かタカミチに一週間位休みをプレゼントして上げて。って明日菜? 何全身プルプルさせてんの? もしかして……漏るの? 漏れそうなの? だったら我慢しない方が。いや違うなこれは……この反応は!

「これが噂の全身邪気眼症状ッ!? まさかこんなところに使い手が居たとは……また暴れ出したの? 誰か他にも使い手がいて共鳴してるの? 二人は相容れないの?」
「ち、違うわよ……ええ、違うわ。ただ、ただね、どーしてこう、人が頑張ろうってタイミングで、高畑先生が出張なのかと……私、神楽坂明日菜は思ったのよ」
「ふむふむ、つまり、理不尽な展開に明日菜のこの手が真っ赤に燃えた、と」

気合入れまくってた所にこれじゃあなあ。気持ちは多少わかる。タカミチに修行のドタキャンされた時、俺も同じ様な事思ったからな。んで、そんな燃えまくっている怒りの矛先は言わずもがな。明日菜の拳は痛いんだよな。

「高畑先生の代わりにあんたが出張行きなさいよー!!」
「うぬおっ!? む、無理だよ!?」

顔は殴らず腹を殴りつけるとは、こやつやり慣れておるな? ついでにポイッとゴミでも捨てるが如く部屋から追い出されてしまった。
むぅ、明日菜の分際で俺に八つ当たりとか……いつもの事だわな。追い出されたから酒どこで飲もうかね? というか晩飯どうしよう?

「あら?」
「む? その無駄におっとりで、癒し効果のあるボイスは!」

天使はここに居たとそういう事ですね、わかります。
ただし、漆黒の堕天使、てめぇは駄目だ。








そんなこんなで珍しく、那波んとこにお呼ばれしたので、ここで晩飯。生徒のお世話になる先生とか、本当に駄目過ぎる。だがやめられない止まらない。晩飯は美味しく頂かせて貰いましたとさ。
その後、食器洗いを済ませた那波達とお茶を飲みつつまったりタイム。まるで長年住み込んでいるかの如く、くつろがせて頂いておりまする。

「那波との間に子供が出来ますた」

ピコンと脳内で浮かび上がった言葉を吐き出してみた。言った瞬間、村上と雪広の口から盛大にお茶が吹き出しむっせむせのゴッホゴホ。
普段から、上品である事を心がけている雪広のお茶吹く姿とかレア過ぎる。フォローの意味も込めて。

「冗談だよ!」

と言った刹那に、雪広の拳が俺の顔面にめり込む。こいつの反射神経もすげぇわ、中学生じゃありえん。

「偉大なる副担任に向かって暴力とか……」
「朝霧先生が、心臓に悪いセクハラな冗談を仰るからですわ」
「あらあら」
「先生痛くないの?」

痛くないですよー。こんなのせったんやエヴァの一撃に比べたら屁でもありません。それに、速さはあったが重さが足りない、まあ座ってるからだと思うが。

「明日菜の鉄拳に比べたらまだまだ……」

ちょっと前に喰らったばっかりだからな! 明日菜は無駄に鋭い拳を打ち込んでくるから困る。

「あんな暴力女と一緒にしないで下さい!」
「似た者同士の癖に何を言っているのやら……」
「同属嫌悪、というものじゃないかしら」
「ちづるさんまで……」

喧嘩するほど仲がいい、と言う奴ですのう。若いっていいね! そういえば、雪広んとこの高性能メイドさん達は元気だろうか? 一度お邪魔した時に、あまりの高性能っぷりに吹いたが。アレ一般人じゃねぇだろ。

「さすが金持ちの家は、メイドさんからして違う」
「我が家の自慢のメイド達ですから、アレくらい当然ですわ」

茶々丸には敵わないけどな! ニューボディを手に入れた茶々丸の愛らしさと言ったらもうっ……! メイド服が凶悪過ぎて困る。茶々丸、愛してる。

「雪広と結婚した奴は将来安泰だな、ニート的な意味で。このかは……じいちゃんの趣味だけど、雪広んとこもお見合いとかしてんの?」
「話に上がる程度ですわ。大体は私の所に来る前に無くなってますし、私の所まで来たとしても、全てお断りさせて頂いていますもの」
「可愛い少年にしか興味がないと? このショタコンめ……」
「朝霧先生、そこがあやかの魅力なんですよ。ショタコンじゃないあやかなんて、あやかではないもの」
「あ、貴方達は…失礼な事を仰いますわね……」
「ま、まあまあ、いいんちょも落ち着いて。先生もちづ姉もからかわない」

先生は雪広の将来が、割と本気で心配です。一線だけは越えないで欲しい。オジコンの明日菜の事も結構心配だが。年上好きと年下好き……好みは正反対なんだけどねぇ。

「最近、酒を飲むとせったんの視線が痛くて痛くて……」
「生徒の部屋で堂々とお酒を飲んでる方が悪いと、以前から仰っていますのに……この駄目副担任は…」
「口ではそう言ってても、あやかだって勧められたら飲むでしょう?」
「うっ……そ、それはまあ、勧められたのなら頂かなくては失礼に当たりますし……」
「いやいやいや、いいんちょもちづ姉も未成年だからね?」

俺達だけの秘密だからな村上! 喋ったら「めっ」だぞ!
給料とかあの家の維持費もろもろと、食費(さすがに生徒に出させる訳にはいかん)くらいにしか使わないから、酒買っちゃうんだよなぁ。飲んでると最高にハイになれるし。さっきもこのかんとこでちょっと飲んでたら、機嫌の悪くなった明日菜に追い出されたしな……って、駄目じゃねぇかよ。

「それもこれも、明日が終業式なのに出張で居なくなるタカミチが悪い!」
「高畑先生、また出張?」
「ああ……だから明日菜さんが怒鳴り散らしていたのですね……まったく、あのオジコンは」

タカミチ人気ありすぎて困る。つか、ウチのナンバー2がほいほい居なくなられると困るわぁ。何だかんだで一緒に修行も出来てないしなぁ。居合い拳が恋しいのぉっ!

「朝霧先生は出張に出たりしないの?」
「先生は、学園でやる事があるので滅多に麻帆良からはでないよー。まあ、ただ単に使えないっつーのもあるけど。そういうのは優秀な人に任せとけばいいんだよ」
「身も蓋も無いですわね、さすがニート先生朝霧!」

雪広お前、たまに愉快になるよな。村上ももう少しはっちゃけたらいいのに。那波は今のままで居て欲しい。2-Aの癒し的な意味で。

「さて、先生そろそろ寝るわ」
「まるで子供みたいね、先生」
「い、いいか那波! せ、先生は子供の心を忘れたくないだけなんだからね!」
「その明日菜さんみたいな喋り方、イラっと来るのでやめていただけます?」

だが断る。それじゃ、ぬこになって寝るかね。このかんとこで。










という訳で一日経った訳なんですが……まだ機嫌悪いのな神楽坂。頼むからキレないでくれよー。
しかし、明日から冬休みだからかもしれないけど、どいつもこいつもテンション高いな。気持ちはわかる、気持ちはわかるから少し自重しよう。

「んじゃアレだ。冬休みになったからってあまり羽目を外さない様にー。この後、学園長の土永さん並にありがたい言葉を貰ってそのまま解散なー。あ、宿題とかボチボチやれよー」

普通ならありがたい言葉を貰った後にHRやるんだが、正直やる事も言う事もないからやらん。あんまり引っ張るとこいつら暴走しそうだしな、特に明日菜が。

さて、俺は学園周りでもしようかね。んま、この後は全生徒集まるんだから、ただの散歩みたいになるとは思うけど、たまにサボる不良ちゃんが居るからな、エヴァみたいに。

「って、おい。お前等も行けよ」

教室を見渡したら、何故かエヴァと茶々丸の主従コンビが残ってた。

「何度も何度もあんなものに出てるのだぞ? ただ話を聞くだけの式になんぞ誰が行くか」

気持ちはわからんでもない。ぽけーっと突っ立ったまま、長々と話を聞くのは疲れるし飽きるからな。じいちゃんもたまーに、一般的な校長先生の長話的なのをやる事があるからな。立場上仕方ないっちゃ仕方ないけど。

「私はマスターの従者ですので……一応」
「一応言うな」
「……私はマスターの従者である可能性が、戸愚呂さん30%くらいの確立で―――」
「巻くぞこのアホ従者!」

エヴァは相変わらずだな。この麻帆良の小さなサボり魔が。あ、これ魔法先生達に密かに呼ばれてるエヴァの二つ名みたいなもんです。俺達の間じゃエヴァはもうマスコットなんだよ! 主に俺の所為だけど。
最初は悪の魔法使いってイメージが強くて、結構皆の反応もアレだったんだけど、俺とかじいちゃんとかが弄りまくってる内に、イメージが変わっちゃった様で……今では非公式ながらもファンクラブがある始末。会員No.1は瀬流彦先生。このロリコン共め。

「んじゃ、散歩に付いてくるか? どうせ暇なんだろ? 警備も兼ねて一緒に行こうぜ! 茶々丸!」
「はい、喜んでお供します」

お散歩デートって奴ですな。

「お、おい!? 私はッ!? 私の事はスルーか貴様ッ!?」
「おま、夫婦水入らずのデートを邪魔するとか……あ、エヴァ子供だもんな、ママ取られて寂しいんだろ?」
「まあ? 大丈夫ですよマスt、エヴァちゃん? ママはちょっとパパと睦み合ってくるだけですから」

さすが茶々丸、見事な母属性を発揮してくれたぜよ。エヴァの身長に合わせて屈み、頭を撫で繰り回している姿の何と似合っている事か。絶賛反抗期中のエヴァはすぐ振り払っちゃうけど。

「おいコラ貴様等。誰が子供で誰がパパで誰がママだ! 大体私の方が貴様らよりもずっと年上だろうが! って、茶々丸、睦み合うって何をするつもりだ何を」
「ナニです」

ナニだな。つーかやっぱ姑だなエヴァは。夫婦の仲を邪魔する姑とか、昼ドラじゃ日常茶飯事だからって麻帆良ではやめて欲しいわ。







「ぬこボディだと、歩かなくていいから楽だわ。茶々丸GJ」
「タマちゃんが頭の上にいると、何故か心地がいいのです」
「この駄目猫が。貴様はまだ若いのだから、少しは自分でなんとかすると言う事をだな」

エヴァお婆ちゃんがうるさいです。本当にお婆ちゃんみたいな事を言うから困る。外見とは裏腹に、和っぽいのが無駄に似合うしな。姿勢とかも無駄に良いし。
老人会とか連れて行ったら、間違いなく人気者。そして爺ちゃん婆ちゃんの、日本昔話に付き合わされて意気投合する姿が思い浮かぶ。

「てっきり堕天使くんとか、サボるんじゃないかと思ってたら居ない件」
「皆さんの前ではごく普通の一般人、の振りをしていますから。体裁くらいは保とうと思ったのでは?」
「裏の時の奴の行動はアレ過ぎるがな」

そして生暖かい目で見守られると。

漆黒の堕天使速報。昨夜、巡回警備の最中に、「なぜ…なぜ惚れない…!」と嘆いていた様です。

「堕天使くん……」
「女性にばかり話しかけていたのは、やはりそういう事だったのでしょうか?」
「わからん。私にはさっぱりわからん」

堕天使くんはまず、二つ名を名乗るのをやめる事から始めたほうがいいと思います。だって未だに本名がわかんないんだもん。あとは何処で手に入れたかわからない、無駄な知識に頼るのとか。多分ネットで仕入れてるんだろうとは思うけど。

「惚れてくれるのを待つよりも、先ず自分が惚れないと駄目だと、タマは思いますよっと」
「積極的に行き過ぎるのは問題でしょうけど、相手が惚れるのを待つよりはマシかと」
「相思相愛ならば問題ないのだがな、相手に脈が無い場合は……鬱陶しいだけだ」
「エヴァが言うと説得力がない件」
「うるさい。これでも昔はな―――」

出た、お婆ちゃんの昔話。これは間違い無く一時間は続く。



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