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朝霧先生(ry 21話 弟子達とgdgd。

ガイノイドである茶々丸にとって空を飛ぶ事など容易い。つまり――

「―――虚空瞬動美味しいです」
「茶々丸すげぇっ!?」

こういう事。ニューボディ恐るべし、こんな高性能にした超と葉加瀬も恐るべし。
瞬動使える様になったから、もしかしてと試しにやってみたら出来たという。






冬と言う事もあり寒くはなって来たが、合気道は外でやる。むしろ暑さや寒さで集中力を乱され無い様に鍛錬した方がいい。我が師匠である、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルのありがたーいお言葉である。

「んな事言っても寒いのものは寒い」
「身体動かしてるうちに暖まって来るからええけど……」
「それまでちょっと…ね、やっぱり寒い…」

動き易い格好……とか言ってられない。風邪を引いたら困るので、タオルと水分補給用のスポーツドリンク、冷えた時のためのカイロ。これくらいは用意して置かないとな。

「身体を暖める意味も込めて、今日はいつもより長く深く柔軟体操をしましょう」
「「はーい」」

うむ、いい返事である。我が弟子このかと大河内は並ぶと絵になるから困る、やまとなでしこ!
春や夏なら体操服にブルマ(紺)なんだけどなぁ……冬の馬鹿野郎! ナイスブルマしたいよナイスブルマ。
ブルマへの熱い思い(ベジータ的な意味で)を堪えつつ、柔軟体操開始。

「先生って、本当に、身体柔らかい、よね」
「師匠が厳しかったのでー…んっ、このくらい出来る様になりましたー、よっと」
「ウチも、裕香に、付き合っとたら、こんなん、出来るようになりましたー」

三人で地面に座り足を開いて前にぺチャーとなる。柔軟な身体と言うのは大事なのでありますよ。最初は背中を押してやったりしてたけど、このかと大河内は元々女性特有の柔らかさがあったから、今ではスムーズに進められます。先生楽で嬉しいです。

「……先生、どこ見てるの?」
「ぱっつんぱっつんやがな!」

このかと大河内が、背中合わせで腕を組み合ってするアレをやってるのであります。このかがお辞儀をする様に大河内を持ち上げるとホラ! 見事に登り甲斐がある山が二つ出来上がるのだ、ね? 簡単でしょ?

「裕香、あんまえちぃ事言うてるとご飯抜きにするえ?」
「ごめんなさい」

『相手に合わせる事こそ、合気の極意』とは、同じく師匠のお言葉であります。
毎度同じ相手にぶつかるとは限らない、故に瞬時に合わせられる技術が求められるとかなんとか。エヴァの言う事は、一々小難しい。どの格闘技もだけど、呼吸も大事だと言ってたなぁ…もう身体に染み付いちゃってるけど。それもしてもこの合気道、鍛えれば最小の力を持って、相手を制する事が出来ると言う、正に女性にぴったりの武術である。封印状態のエヴァもこれがあるから強い。無くても強いが。

「ふぇ……」

十分に身体をホグホグした所で、基礎をやり組み手。最初は戸惑っていたこのかも、今では躊躇無し。んま、痴漢(せったん居るからありえないけど)とか、変態(俺じゃないよ!)相手に躊躇する訳にもいかない……んだけど。今反応したアキラの驚きもまあアレだ、わからんでもない。俺や茶々丸やエヴァの戦闘訓練を見たとはいえ、この光景には驚くだろ。だって俺も驚きだ。

「―――やっ!」
「そぉい!」

押されてるんだもんよ。何がどう間違えて才能開花したのかわからんが、今のこのかは、技のキレ、速さ、重心移動、おまけに呼吸の合わせ方……これはまあ、俺の相手をずっとしてたからだとは思うけど。それでも、もう技術的なレベルなら俺に並んでる。身体能力の方はまあ、俺が本気出すとアレだから、このかに合わせているが……このか、無意識に気を使う時があるからな。

「ここまでー。このか休憩、次ー大河内ー」
「うん」

大河内の方は、まだ始めてそんなに経ってないから、初心者の粋は出ないがそれでも才能あんじゃね? とか思うわ。
大河内の場合、元々の高い身体能力が後押ししてるのと、瞑想によって得た感覚、つまり魔力や気の流れみたいのを、天然で読んで利用してる節が多々ある。これは化けるかもしれないとは、やっぱり我が師匠であるエヴァのお言葉でありまする。

「弟子の成長が早いのは、師匠としては嬉しいのですがー、正直その才能に嫉妬!」
「裕香嫉妬乙やぁ。せやけど、もう少し……なんやろ? アレや、ひっさつわざーみたいのが欲しくなってきたわぁ」

……誰? このかに変な事吹き込んだ奴? ……間違いなく俺だわな! だが今のは予想外。まさかこのかが必殺技を求めてくるとは。

「それはその内考えとくけど……」
「近衛さん、段々先生に似てきたね……大丈夫かな?」
「何を失礼な」
「弟子はししょーに似るもんやーって、何かのテレビで言うてたえ?」

合気道に派手な必殺技を求めちゃいかんと、先生は思うんですがねぇ。
掌打関係でちょっと練ってみるかな……九鬼先生的な意味で。アレ、意外と使えるんじゃないかと、先生マジで考えて一度試した事あるんだけどね。

「その前にこのかはもう少し、筋力を付けないと反動に耐えられないわな」
「裕香の考えとる、ひっさつわざーって、反動とか大きいん?」
「腰、肩、肘、手首、この辺りに掛かる負担が半端じゃない。打った時の強さにもよるけど」

焔螺子! これが意外と馬鹿に出来ない。手順を踏み正しい動作で打てば、相手の身体の内側にダメージを与えるだけでなく、流れる気を乱したり出来ちゃう凄い技なのだ。

「先生も色々試してるんだね、意外意外」

大河内、お前最近本当にアレだな! まあいいけどさ。筋力に関しては気で補えば済む話なんだけど、そんな事教える訳にもいかんしなぁ。
ふむん、合気関係はぶっちゃけて言うと。

「正直今のこのかに教える事なんて、ほとんどないと言わざるを得ない」
「ウチ、破門なん?」
「アホ、んな訳ない。今まで通り鍛錬は続けます。継続は力なりであります」
「驚くほどに我慢弱い先生が言っても…正直、説得力、ないよ?」
「お前本当にアレだなぁ!?」

どれだよっと。こういう修行事に関しては先生ちゃんと継続してます。ただ、瞑想は三秒でやめる自信がある。合うものをやってればいいんだよ!

「んじゃ、今日はもう流しておしまい、その後まったりしようぜ!」
「りょーかーい」
「ん、頑張ろ」

最後に軽く流さないとね。どの格闘技でもやる事……なのか?

漆黒の堕天使速報。図書館にて本を運んでいた、宮崎のどかに話しかけた瞬間、宮崎のどかの持っていた本が崩れ直撃、その振動で本棚から雪崩の如く押し寄せた本に、押し潰された様です。

「宮崎も話掛けられてびっくりしたんだろうな…」
「何か、芸人さんみたいだね……」








「明日菜は冬休みにも関わらず、バイトが終わるとグータラしてるな」
「うっさいわね。仕方ないでしょ、高畑先生も居ないんだし」

またまたー、そんな事言って行動起こす勇気もない癖にーこのこのー。口に出すとぶん殴られるので、心の中で明日菜を茶化す。勝手知ったるなんとやら、我が物顔でゴロゴロ。いいよいいよ、ニーットっていいよ。

「宿題とかやっとけよー」
「……ラスト三日が勝負なのよ」
「……気持ちはわかる。痛いほどわかる」

多くの学生達が経験する、あるいはしたであろう試練。

「そんなん言っていっつも、皆に助けてもらっとるし、明日菜も少しはやっといた方がええよ?」

このかの言う事は正論である。正論であるが、俺的には明日菜の事を支持したい。
長い休みってやる気出ないしな。後でなんとかなっちゃうと思うんだよ。環境とかも関係あるな、出来た友人がいるとホイホイ頼ってしまうっていう。

「大河内は宿題やってんの?」
「うん、少しずつだけどね、やらないと気になっちゃうから」
「明日菜、やっぱりちょっとずつでいいからやろうな?」
「……うん」

周りにやってる子が居れば、明日菜も影響されてやるんじゃないかと。グータラしたいのは痛いほどわかるけどな。……俺も手伝ってやろう。答え教える訳でもないしな、問題の解き方とか教えるだけでも違うだろうから。

「明日菜はやっぱ勉強嫌いか?」
「うーん、嫌いと言えば嫌いなんだけど……覚えるのが苦手なのよ私」
「英語は割と覚えがいいってタカミチが言ってたぞ?」
「そりゃ、高畑先生の授業だもん、恥ずかしいところとか見せたくないし……」
「先生、今の明日菜にちょっとだけきゅんとしたわ」

命短し恋せよ乙女、とはよく言ったもんだ。頑張る少女はいいもんだねぇ。
昔の明日菜はムスっとしてて、あんまり感情とか出さない子だったけど、どんな形であれ感情を表すようになって先生嬉しいです。

「裕香、お茶のおかわりいる?」

目敏くも空になった湯飲みを見て聞いてくる。このかは本当に気が利く子だなぁ。でも、でもね!

「先生はお茶よりも酒が飲みたい……」

朝から晩まで酒を飲んでいたい。仕事中でも飲みたいし、寝てる最中でも飲みたい。全自動酒飲み機とか誰か作ってくれないかなぁ。正に夢の様なマッスィーンだ。

「先生って本当にお酒好きだよね……日本酒が多い、のかな?」
「せやねぇ、裕香が日本酒以外、飲んどるとこあんま見えへんし」
「焼酎とかも飲むけどな、ビールはあんまり飲まん。付き合いでワイン飲む事もあるな」
「ほどほどにしときなさいよ? あんた、仮にも教師なんだし」

仮言うな仮。仕事終わった後だからいいんだよ。たまに急な依頼もあるけど。酔うほど飲むって滅多にないしな。酒は俺に取って命の水です。

「あー…眠くなって来たから明日菜のベッドで寝るわ……」
「わかった……って、オイ。寝るな、アンタは床で寝なさい床で」
「むりー」

明日菜のベッドに武力介入しますた。



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