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朝霧先生(ry 23話 せったんと図書地下でgdgd。

「プラクテ・ビギ・ナル――“火よ灯れ”!」

静かな詠唱が終わるのと同時に、ポッと音を立て杖の先に火が灯る。こいつは……っ!

「短期間で出来る様になるとは思って無かった件」
「だからここは外よりもと……まあ、確かに私もここまで早いとは思わなかったぞ」
「タマちゃんの修行法が適切だった事が証明されました。さすがタマちゃん、既に惚れてます、抱いて下さい」
「巻くぞ色ボケ従者」

お婆ちゃんがうるさいから、後でゆっくりとあっちのベッドでポタラしよう、な?
大河内の方は、あの修行法が適切だったかは置いておいて、本当に早いな。先生ちょうびっくり。

「大河内アキラは内よりも外に干渉しやすい体質なのかもしれんな」
「魔法の才能があったって事なのかな? だったら、嬉しいな」
「普通の術者くらいにはあったんじゃないか? んま、時間はあるんだし、魔法でも気でも両方でもゆっくりやってこうぜよ」

タマ的には、最低限自分の身を守れるだけの術が身に付けば御の字だと思ってたけど。こりゃエヴァの言う通り、案外化けるかもしれん。詠唱ウラヤマシス。ニコポォ! ナデポォ! ミンナガァポォ!







漆黒の堕天使速報。山篭り中の長瀬楓がドラム缶風呂に入っている所に、タイミング良く漆黒の堕天使が現れ、影分身にてフルボッコされていました。

「堕天使って、ラッキースケベの素質あったんだなぁ」
「羨ましいのう、羨ましいのう……」

じいちゃん自重。孫ほど離れてる子の入浴シーンだぜ? まあ、長瀬のバデーは中学生とは思えない程のけしからんさだけど。
……堕天使くん、実は狙って覗いた、とかそういうのではあるまいな? ん? これ速報の人も覗きじゃね? まあ、いっか。それにしてもアレだ、超唐突だけど。

「このかに魔法バラしてぇ……」
「これタマ、仮にもその祖父が居る前で言う事ではないぞ」
「でもなぁ……」
「タマの言いたい事もわかる、じゃが婿殿の方針でもある」

うーむ、確かに。ただ、タマ的には結構辛い物があるのですよ。幼い頃は仲良しだった二人が疎遠になるのは、ね。正直あの頃の二人の微笑ましい姿は、俺にとっては極上の癒しだったから。何であの場に居なかったのか、本当に悔やまれる。

「何とかなんないかな、じいちゃん」
「そう言われてものう、こればっかりはワシにも、のう……」

恐らく、じいちゃん的にはどちらでもいい、そう思ってるじゃないかと。このかが選んだ道ならどちらでも支援する、そんな感じで。危険度はね、今の所はバラさない方が低い。だけど……その内、知らせなかった事を、後悔しかねない事態が起きるのでは? と、こうぬこの第六感的なものが囁いている訳なのですよ。

「ふむ、あまり考え込むと、余計にわからなくなるもんじゃ。折角の冬休み、気晴らしでもしてきたらええ。刹那ちゃんでも連れてのう。何、このかの護衛は任せて置きなさい。たまには君達も休む……タマはいつも休んどる様なもんじゃが、必要はあるじゃろ」

それはまあ、ね。俺はともかくせったんには少し気晴らしが必要かもしれない。久しく二人で何かをするなんて……してるっちゃしてるけど。まあ、ゆっくりまったりするのもいいかもね。せったんといると安らぐし。






「という訳で、キャシーに会いに行こうぜ!」
「きゃ、きゃしー…ですか? それはどの様な……」
「会って見ればわかるよ、さ、準備して行こう!」

で、せったんに説明してから、転移で我が家まで戻ったはいいけど、えーと食料食料……やべぇ酒しかねぇじゃん。ついつい忘れてたわ。まあいっか取り合えず酒は持ってこう。キャシー飲むかなこれ? 朝霧ボディに戻ってイソイソ。
ふむ、せったんにこのか印のお弁当とか食べさせて上げたいな。じゃあ、このかに頼んで見るかな? 携帯を取り出して、5・5・5・Enter……じゃなくて、嫁嫁嫁さん。

「もしもーし、生きてる人、居ますかー」
『はいはーい、ここにおるえー』
「あのさ、このかにお願いがあるんだけど」
『んー何?』
「お弁当作って欲しいのさー、二人分」
『どっか行くん?』
「ちょっとね、馴染みのところに」
『ほか、あんま深くは聞かんけど、このかちゃんにお任せや!』

ああ、やっぱこのかいい子過ぎる。せめてこの子の膨大な魔力をどうにか出来ないものか?
そうすれば……いやそれでも駄目だな。んー困った、困った。





メールでお弁当が完成したと連絡が入ったので、受け取りに俺参上。

「ど?」
「バッチリや、今日も美味しゅう出来ましたえ、旦那様」
「ニートな亭主でほんと迷惑かけるわぁ……」

働かなくてごめんなさい! 稼ぎが悪くて……稼ぎは悪くは無いな。

「自覚あるんなら、今度何かしてやりなさいよ、ついでに私にも」
「図々しい奴め、まあいい。今度高級食材ありったけ用意してバーべキューでもやろうか」
「朝霧先生、あんた天使だわ……」

漆黒じゃないけどな! 明日菜のこういうところ先生嫌いじゃないよ、むしろ好感わく。その時はアレだな、タカミチの都合聞いといて来れる時に呼んでやろう。この子達と騒ぐのもいいが、漢分も補給したいしな親友的な意味で。

「帰ってきたら、いの一番にこのかを頂きます」

どういう意味で受け取るかは、このかと明日菜に任せるじぇ。まあ、タマでもっふもふしてもらう的な意味なんだけどな。さすがに言う訳にはいかんから自重。言葉の方は自重しない。

「お食事もお風呂も飛ばすなんて、節操無しな旦那様やねぇ」
「何も知らない人が聞いたら間違いなく、誤解しまくるわね、そのやりとり」
「そのくらいが丁度ええんよ?」

何気に爆弾発言かますこのかに、マジで恋する5秒前。それじゃあ、せったん攫って行きますかね。





タマにヘシン! してせったんと合流。そそぉいとせったんの頭の上にstandhing byでcomplete!

「準備出来た、せったん?」
「ええ、まあ一応は」
「それじゃ、れっつてんいー」

場所はあそこキャシーの居る所でありますよー。お弁当はせったんに持ってもらった。タマと裕香を使い分けるのなんて慣れすぎて簡単すぎる。二重生活初めて10年以上経ってますからな。
思い描いた通りの場所、図書館島のキャシーの目の前に転移成功。キャシーは今日もぷりてーですね!

「こんちゃー、久しぶりだなキャシー」
「きゅーん」
「りゅ、竜っ!? ど、どどど、どうして竜が…ってここどこですかっ!?」
「ここは図書館島の地下ですよ、ちなみにラスボスの間の前」
「後半はスルーするとして……まさか図書館島の地下がこんな風になっていたとは……」

せったんは来るの初めてだもんな。まさか竜程の巨大生物が、ある程度不自由なく過ごす事が出来る空間が図書地下に広がっていたとは思っていなかった様子。
やー、キャシーも久しぶりだな、元気してたかな? 元気の無いキャシーなんて思い浮かばないけど。

「やっぱ、あそこは駄目?」
「めっ!」

翼の鍵爪を一本だけ立てて「めっ!」。この動きが可愛いくてたまらん。

「りゅ、竜が「めっ!」とか」
「可愛いっしょ? 俺のお気に入りの友人……友竜? なんだよ」

目が合ったその瞬間に友情が芽生えました。DQMみたいに倒してからキュンッじゃなかったんだぜ。

「はあ……まあ、タマの事ですから、あまり気にはしませんが」
「キャシー、こっちは俺の……将来的には嫁ポジションになるせったん」
「いや、何勝手な事を……あ、これはまたご丁寧に」

礼儀正しく頭を下げるキャシーに、釣られて返礼するせったん。うん、和む。
でも、キャシーここに一人、一体、一頭? 竜の数え方なんてわかんねぇよ。まいっか、一人で寂しくないのかねぇ。そんな事を考えつつ、せったんの頭からCAST OFFしてキャシーの頭の上にひょひょいのひょいと上ってく。ぬこボディマンセー!

「た、確か竜種は、認めたもの以外背や頭などには乗せないと、何かの書物で読んだ様な……」

驚愕の表情を浮かべながら、せったんが竜についてのアレコレを説明してくれた。何かの物語とかだとそういう感じで語られてるけど、現実はこんなもんですよ、ほら。

「まあ、俺とキャシーは仲がいいから、なー?」
「きゅーん」

この目を細めながらの「きゅーん」も可愛いな!

「……案外、こうしてみると、可愛らしく見えてきますね」

ほほう、せったんもキャシーの良さがわかってきたみたいでありますな、関心関心。同士が増えるのは良い事でだからな、竜萌えの同士。

「ちなみに竜だけあって滅茶苦茶強いってキャシーが言ってた」
「こ、言葉が……わかるんですか?」
「いや、なんとなくニュアンスで」

間違っていたら首を横に振るし合っていたら縦に振る、そのくらいのコミュニケーションでもいいんだよ。友情や愛情に壁なんて必要ないと、タマは思う訳だし。
どれ位の強さかは試してないからわからんけど、俺は試す気にはならない。まあ、竜だし門番的な役割を与えられてるみたいだから、かなりの強さを持っていると思う。

「やっぱこう見てると、広い大空を自由に飛ばせて上げたくなるなぁ」
「ええ、確かにここも広さ的には十分でしょうけど、空を飛ぶのは気持ちいいですから」

俺は最終形態でしか飛べないけどね、せったんも変身しないと飛べないから。いつか俺の背にこのかや茶々丸やアキラ乗せて、せったんやキャシーと、自由に空を翔けて見たい。お、夢が一つ増えました。
エヴァ? うーんエヴァは魔力があれば空飛べるからな……何かんだ言って最終形態の特等席乗りそうだけど。

「ここに来るなら熊の一頭でも狩っておくべきだったかなぁ」

キャシーが何食べて生活してんのか知らんけど、俺達用のお弁当じゃ腹の足しにもならんだろうからねぇ。この巨体だと熊一頭じゃ足りないかもしれないけど。

「タマはそういう事にはあまり容赦しないですよね」
「んー、俺達も普段の生活で色々な生き物の命を奪って、それを糧にして生きてる訳だからね」
「まあ、それは確かに。タマの場合は……食べられても再生しますが」
「そう簡単に食べられる訳がない、ぬこなめたら駄目なのですよ」

まだ一度も食べられた事ないけどね。便利な身体なのかそうでないのか、はっきりして欲しいものです。
せったんやキャシーとにゃっにゃきゅきゅきゅーん、てな感じで戯れながらまったり……って、おいィ! 何かラスボスの間は開いたんだが?

「―――おや? ここにお客様とは、珍しいですね」

扉が重みを感じさせる音を立てながらゆっくりと開き、そこから出てきたのは、どう見ても胡散臭い感じのするフード姿の男、声は優男風。

「ん? 誰?」
「ああ、申し遅れました。私の名はクウネル・サンダース」
「偽名くせぇ……あんたがここのラスボス?」

少しだけ警戒。今までうんともすんとも言わなかった扉から現れた、得体の知れない存在。……でも、自分から名乗りを上げるなんて、実は良い人なのか? 偽名くせぇ名前だけど。
俺が投げかけた問いに、僅かに首を傾げながら。

「……どういう事でしょうか?」
「いや、ここの扉の奥に住んでるのはラスボスだって、じいちゃんが言ってたから」
「が、学園長……」
「あの人らしいといえば、あの人らしいですね」

じいちゃんと知り合いなのか? 考えてみれば、得体の知れない存在を図書地下に放置しとく訳ないよな。
むぅ……しかしこのクウネルさんとやら、何処かで見たような顔だな。うーむ、もう少しで思い出せそうなんだが……ま、いっか。

「それで、ラスボスが出てきたということは……まさか!」
「ふっふっふっ……その、まさか、ですよ」
「っ!」

途端、フード(仮)から洩れ出す殺気。出てきて早々これは意外と好戦的な奴なのか?
その殺気に反応して、せったんは夕凪を抜き構え戦闘体勢。なーんかこの人はアレだな。正直言って勝てる気がしない。飄々としてるが……強いぞこのフード(仮)。
いざとなったら、せったん連れて―――

「―――冗談ですよ。そう身構えないでください」

―――むう、とっとと転移で逃げようと思ったら、肩透かし喰らったわ。漏れ出していた殺気も一瞬で収めてるし。隙だらけの様に見えて……隙だらけだな。何なんだこの人。

「貴方が……タマ、ですね?」
「何で知ってんのっ!?」
「ふふふ、どうしてでしょう? そちらのお嬢さんは……それは夕凪? もしや詠春から…」
「……長や夕凪の事を知っているのですか?」
「ええ、まあ…ちょっとした付き合いがありまして」

へぇ、詠春おじ様の知り合いねぇ。ん? ……あ、アレ? 来たぞ。
来い来い来い来い来い来い来い来い。来た来た来た来た来た来た来た来た!

「あ、あんたアレだ! 詠春おじ様の持ってた写真に写ってた―――」
「おや? ご存知でしたか?」

そう、とっくにご存知でした。確か名前は…あ、あ、あ、アル……アル……アル―――

「―――アル・アジフ!」
「惜しい」



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