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朝霧先生(ry 27話 せったんの初体験がgdgd。

「外での一時間が中での一日……精神と時の部屋みたいですね」
「桜咲刹那。貴様もアレだな……」 アレとは何ですかアレとは。それにしてもこの様な物まで作ってしまえるとは、さすがは600年を越える年月を過ごして来た、吸血鬼の真祖と言ったところでしょうか? 確かにここでなら、習得が難しいとされる咸卦法の修練には最適だろう。どれ程の時間が掛かるかわからないのだから。

「見ての通り、ここなら派手にやっても問題はないだろう。実際、昔は馬鹿猫とタカミチがやっていたのだからな」
「なんとなく想像出来てしまう自分が嫌です……」

色々な武術や技を試そうとしている姿や、何かを習得する度にはしゃいでいる……そう、何故か二人。タマだけではなく高畑先生も、だ。いつか言っていた通り、意外と子供みたいなところがあるのだろう。最近空気ですが。

「大河内さんもここで?」
「ああ。あの馬鹿猫が連れて来てな。何でも大河内アキラに力がある事は、出来るだけ秘密にしたいそうだ」

過保護なタマらしいと言えばタマらしい。何だかんだ言って、2-Aの子達の事が気に入っている様ですし。というか、皆さんに餌付けされた結果がコレでしょうか? さすがは駄目ニート。

ん? ああ、そういえば最終形態になる許可を出したんだった。こういった物に耐性があるのか、大河内さんは瞳を輝かせながら最終形態のタマを見ている、触りたいんでしょうか?
茶々丸さんの方は対照的に、積極的といいますか何といいますか、念願叶った! とはしゃいでいる様に見える。

「タマちゃん、お手、お手ですよ」
「にゃーん」

タマ、それお手やない、チンチンや。








「さ、て。貴様の指示した通り桜咲刹那を連れて来たのだ。さすがにもう焦らすまい?」
「仕方ないなぁ……いいけど、優しくしろよ」

エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルのハイパーもふもふタイム。ああ、せったんの眉間に皺が寄ってる。でも、等価交換だから仕方ないんだ。ごめんよせったん、タマは今から犯されます。
せったん達の視線を受けながらもそれを気にせず、恐る恐ると言った感じでそぉーっと手を伸ばし一もふ。エヴァにもふられるのも久しぶりだなあ。

「おお……これだ、これだよ!」

一もふだけでもうこれ。まあ俺もせったんウイングでもふもふする時は、テンションMAXになるから、気持ちはわからんでもない。でももふもふ権利者であるせったんの方は。

「まさか、もふもふされる覚悟のない方に、もふもふを許してしまう日が来るとは思いませんでした……」

結構ダメージが大きい様であります。もふもふに対して異常なまでに厳しいのがせったんの売り。昔、もふられる覚悟がなかった詠春おじ様が、もふもふしようとした時もかなり凄かったぜよ。その後、「長に対して何て事を」とアタフタしてた姿は可愛かったけど。

つかエヴァさんよ、くすぐってぇんですわ。まるで痴漢の様な触り方である。痴漢の様な触り方ってどんなだよ。
個人的にはもっとこう、ガバーっと来てくれた方が気持ちいいんだが、俺が。

「そういえばせったん。このかの護衛ってどうすんの?」
「刀子さんが代わりを勤めて下っています。何でも急に暇が出来たとか……」

……振られたのかね? だからもう瀬流彦先生にしとけばいいのにって、心の中で言ってるのに。
ああ、もうエヴァ! そんな変態チックな触り方しなくてもいいから! 

「うわぁ……いいなぁアレ」
「一人占めとは、汚いですさすがマスターきたない。私はこれでマスターの事が嫌いになりました」

茶々丸に組み込まれている行動プログラム『謙虚な従者』。貧弱もふラーのエヴァが一級もふラーの茶々丸の目の前で、俺をもふもふする事により茶々丸の怒りが有頂天になった。この怒りはしばらくおさまる事を知らない。

「ああ、この感触だ……毛並みといい柔らかさといい最高じゃないか……貴様もう私のペットになれぇ……」
「ペットはなぁ……なるのはいいんだけど……色々となぁ……」

ああ駄目だ、俺もふにゃけてきた。気合を入れなおさないとエヴァのペットになってしまう! 俺にはこのかという飼い主と、せったんという調教師と、茶々丸というハニーが!

「よ、よし、次はアレだ。ひ、久しぶりに私を乗せて飛べ」
「了解」

昔はよくエヴァを乗せて飛んでました。乗せろ乗せろうるさかったし。せったんに話したら許可出るまで禁止と言われ、今日までエヴァを乗せる日はなかったというお話。
んしょんしょっと、まるで子供みたいな仕草で乗ろうとする姿を見ると、カリスマブレイクし過ぎだよっと突っ込みたくなるが、タマは空気が読める化物なので黙る。
ん、乗ったな。たたみ込まれていた翼を一気に広げ飛翔準備。それではタマ行きまーす。

「アハハハハハハハハハハハハ!!」
「エヴァがとうとう狂った!」

うーん、こうやって飛ぶのも久しぶりだな。エヴァじゃないけど俺もちょっとテンション上がってきた。
ま、本当は外の空を飛びたいんだがねぇ。今度認識阻害の札でも身体に貼っつけて飛んでみようか?

「はーっはっはっはっはっ!! 行け! 音速の壁を突き抜けろ!!」
「いや、さすがにそれは無理だから。出来てもソニックブームで別荘が大変な事になる件」
「気合だ気合! 高度を上げろ! それに別荘には結界を張ってあるから大丈夫だ。さあ、行け!」

ぬこの全力飛行! ガイルの放つソニックブームを越える、ソニックブームが出せる様になる気がしたけど別にそんな事はなかったぜ! ソニックブーム違いですね、わかります。
裏技使えば出来ない事もないんだろうけど、そうなると俺もエヴァもやばいので自重。

「ふははははははは!! 国へ帰るんだな。貴様にも家族がいるだろう!!」
「それにしてもこのエヴァ様ノリノリである」

縦横無尽に飛びながらも蘇る記憶。エヴァとタカミチと俺で、ストⅡシリーズをやり込んだあの日!! 熱中しすぎてコントローラーをぶっ壊したあの日!! 待ちガイルのエヴァ、波動昇竜のタカミチ、スピニングバード朝霧。

「さあ! もっと速く飛べるはずだ! 音速だけではない、光速を越えろ!」
「そして地球に衝突して、地球と共に散るんですね、わかります」

まったく、テンション上がりまくっておかしな事になってるよこの子。光速とか夢物語だろ常考。厨二病再発したのかなあ? 堕天使くんに影響されたのか?









「もういい? 正直飽きてきた」

飛ぶのは好きだけど、乗ってるのがエヴァだけだからな。本当はせったんとかこのかとか大河内とか色んな奴を乗っけてみたいぬこ心。

「飽きてきたとか言うな馬鹿猫。まあいい、多少物足りない気もするが今回はこれで勘弁してやろう」

相変わらずの上から目線である。さすがお婆ちゃん。おまけにアレだけはしゃいでおいてまだ足りないとか……底無し過ぎる。帰りはゆっくり降下しまーす。
着地の瞬間に翼を羽ばたかせてふわり。物足りないとか言いながらも、結構満足気な表情のエヴァ。

「随分お楽しみの様でしたね、マスター」
「ああ、そうだな。久方ぶりに楽しませてもらった」
「飛んでいる最中にタマちゃんから落ちて、トマトの如くグシャっとなるのを期待していたのですが」
「おいっ!?」
「冗談です」

半分くらい本気なんじゃないかと考えて見る。乗りたいのかな? 茶々丸になら乗せて上げてもいいんだけどなぁ、でもせったんが……って、まだもふもふ続けるのエヴァ? いやまあ、今はガバッと来てるから気持ちいいし、いいんだけどさ。

「まったく。……そういえば、聞くのを忘れていたが、桜咲刹那は何を覚えるつもりなんだ?」
「私は咸卦法を修めてみようかと」

究極技法! 修めるのは困難な技法ではあるが、その為の別荘。
身近な使い手といえばタカミチしかいないから、エヴァも多少は興味があるらしく、「ふむ」と頷き。

「ほう? アレだけの戦闘能力を持っていながらまだ求めるか? ふん、それで? 具体的な修行法は考えてあるのか?」
「ええ、一応は。まず、魔力の感覚を掴むために、タマから魔力を供給してもらい―――」
「ちょっと待て。貴様今何と言った?」

修行法を話し始めたせったんを止める。何か駄目な所でもあったんだろうか?

「ですから、タマから魔力を―――」
「……つまりアレか、貴様はこの馬鹿猫と仮契約したと?」
「!? た、タマちゃんのはじめてを奪ったのは桜咲さんだと、そういう事でしょうか? ……まさか私の知らない間にその様な行動に出るとは、さすがは生涯のライバルだと褒めて差し上げたいところですが、ここはあえて言わせて頂きます、この泥棒猫、と」
「ちょ、ちょっと茶々丸さんっ!?」

またもや早口で捲くし立てる茶々丸。泥棒猫とかリアルで聞いたの初めて! 
というか、はじめてを奪った? ああそうか。

「そいえば、従者持つの初めてだわ俺」
「仮契約って…あの本に書いてたアレの事? タマと桜咲さんの主従が逆の様な気が……」

大河内、お前は……人が微妙に気にしてる様な、気にしてない様な事を。ぶっちゃけ躾られてるのは俺だから、主従逆転といえば逆転だわな。

「しかしこの馬鹿猫がなぁ。何が悲しくて生徒とキスしなければ、等と言ってた割にはあっさりやるじゃないか」
「俺だってテンションに身を任せて行動する時があるんだよ!」
「それは何時もだろうが馬鹿者」

そうだったか? ……そういえばそうだな、まあいいじゃないか。当人同士が納得してるんだからな。それに―――

「せったんが世界を征服出来るくらいの力が欲しいって言うから……」
「ほほう? 中々に大胆な発言だな」

まずは手始めに麻帆良を手中に収め、詠春おじ様を取り込み勢力を広げていくという、叶いそうも無い計画があるとか無いとか。

「違います! 確かに力が欲しいとは言いましたが、誰も世界をどうとか言ってません!」

慌てながら両手を左右に振って否定するせったん。いいじゃないか世界征服! せったんが世界を征服した暁には、世界中のニート達が本気を出す、かもしれない。……それなら刀子さんの方が適任かもしれないなぁ。

「その代わり、タマちゃんの全てを征服したいと? やはり桜咲さんは格が違いましたね」
「ちょーっと待って下さいっ!?」

せ、せったんに征服される……だと? 大胆過ぎるな……だがそこがいい! アレ? もふもふに関しての全権とかせったん持ってるんだから、既に征服されてる様なもんじゃね? 俺の物はせったんの物、せったんの物はせったんの物でありますな。

「まあ、冗談はこのくらいにしておいてやろう」
「いつも御自身が弄られていますからね、マスターは」
「主犯はお前とこの馬鹿猫だがな!」
「おま、愛し合っている二人の共同作業だぞ? 喜んで受け入れてくれよ。茶々丸、愛してる」
「私もです、タマちゃん」
「だから、一々それをやるなと言っているだろう! それに誰が喜んで受け入れなければならんのだ、この馬鹿者共が!」

そんなのエヴァに決まってるじゃないか。ああ、ここにアル・アジフ(男)を呼びたい。でも、内緒だって言ってたからなぁ……ま、その内機会があるだろ。
エヴァを弄くるのはアレだよ、愛情表現の一つだと言う説があるとかないとか。ま、律儀にも一々反応してくれるから、つい調子に乗ってしまうだけなんだけどな。

「ふん、許可は出したんだ、貴様の好きな様にここを扱えばいい。それに、咸卦法を用いた神鳴流の技というものにも興味がある。習得出来ればの話だが」

荒げていた息を整えせったんに向き直り、改めて別荘の使用許可を言い渡し始める。神鳴流自体、アホ程の戦闘能力を誇る訳だから、咸卦法と合わせた時の相乗効果は凄まじい事になりそうだ。
それにまあ、咸卦法を用いた神鳴流使いって見た事ないしな、完成したらせったんが第一号って事になるのかねぇ。
とにもかくにも、習得出来るよう頑張って欲しい。

「せったんなら大丈夫だと思うよ、俺の無念も背負って頑張って!」
「そっか、タマってその咸卦法っていうのを使おうとしたら、爆発? するんだったっけ?」

そうだよ! それを最大限に利用した必殺技こそがチャオズである! 無駄に再生能力が高いからこそ出来る必殺技だけど。痛いからあんまり使いたくない。再生に魔力ごっそり持って行かれるしな。

「タマの無念は置いておいて、時間の許す限りは試してみようかと」
「挑戦する事に意味がある、つまりはそういう事だわな」
「それならば、私にも是非、挑戦したい事が」
「珍しいな、どれ、言って見ろ」
「マスターの従者をやめて、タマちゃんの従者になる挑戦です。そして桜咲さんからタマちゃんを寝取り、二人で静かなところで暮らし―――」
「おぉぉぉおいぃ!? またかっ!? そんなに私の従者をやめたいのかっ!?」
「―――こうして種族を越えた愛が奇跡を呼び、二人の間に可愛い子供が――10人程」
「無視かっ!? というか展開早いなっ!?」

こうして、せったんの別荘初体験はgdgdな結果に終わるのだった。
と、締めたかったんだけど、エヴァがもふもふやめない件。 もう気持ちいいからどうにでもなれー。



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