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朝霧先生(ry 29話 魔法学校でgdgd。

ネカネの凄さに腰を抜かしそうになった朝霧! 「俺は働きたくねぇ!」と怒鳴り声を上げる彼が、次に起こす行動とは!? これから一体どうなってしまうのか!!

「ガチンコとか懐かしいわ」
「しゃばいんじゃー、とかそういうのでしたっけ?」
「だから何で知ってるの!?」

現実逃避はやめにしておこうと思ったら追い討ちを掛けられた件。この人の情報源が気になる。
それはさておき取り合えずネギくんに挨拶だな。ネギくんのガールフレンドにも。あー、これからマジで三日間、ネカネさんのニコポに耐えなきゃならんとか……茶々丸愛してるの精神で頑張ろう。

魔導書と思われる物を読み進めているネギくんと、それを飽きずに見続けている女の子に近づいて声を掛ける。

「どうも、初めまして、ネギ・スプリングフィールドくん」
「え? あ、貴方は? ここの生徒じゃないですよね?」

なるほど、そうきたかネギくん。そんなに俺の身長が低いのがアレか? 茶々丸は子供みたいで可愛いと言ってくれるんだぞ! いや……子供って。まあそれはいいとして。

「俺は、君が勤める事になる麻帆良学園の教師で、朝霧裕香。ネギくんが担当する事になるクラスの副担任でもあるのですよっと。タカミチからちょっとは聞いてるとは思うけど」
「あ、はい、聞いてます! じゃあ、わざわざ僕に会うために?」
「ん、まあそんなとこ」

護衛しにきた、なんて言ったらネギくんも緊張するだろうからな。これは言わないでおこう。
しかし、このネギくん可愛い。思わず俺の弟にしたくなってしまう程の可愛さだ。雪広大丈夫だろうか? 先生マジで心配になってきた。頼むから手加減してやってくれよ。

「ところで、卒業生はもうほとんど残っていないと思ってたんだけど?」

ネギくんの隣に座っている少女に話を振ってみる。時期調整だとかで残る生徒も居るとは思うけど、何となく気になったから聞いてみるのであります。

「私の事? 私はネギがここから発つのと同時に行こうと思ってるから」
「ふーん、もしかして二人は付きあってるの?」

ピキッと音を立てて固まる少女。ふむん、この反応は……片思い、といったところかねぇ。アル・アジフ(男)ー出番だぜよー!
つか、まだ10やそこらの子供が付き合う付き合わないって話は、少し早いか? いやいや、世の中結構進んでるからな、そういう事もあるかもわからん。

「べ、別にネギとはそんな関係じゃないわ。単なる幼馴染よ」

おっと、中々に面白い反応を返してくれた。どもっている辺りがもうバレバレですよっと。

「そうです、僕とアーニャは幼馴染なんです」
「へーほー、なるなる。ま、そういう繋がりは大切にしときなさいよっと」

修行で離れる事になるのなら、尚更ね。会いたくても会えないというのは辛いだろうし。
ネギくん見る限り、少女の好意には気付いてなさそうな気配がぷんぷんするからな。今の所は友達以上恋人未満的なアレか。
適当な会話で感じを掴んだところで、少女の方に名乗っていなかったのを思い出し、自己紹介。

「朝霧裕香であります」
「アンナ・ココロウァ。アーニャでいいわ」

年上にもこの態度、ふむ……弟子にしたくなってきたが、修行先の決まっている子をホイホイ弟子にする訳にもいかんから自重するか。ちなみに、俺が弟子を取るラインなんて『面白いか面白くないか』であります。
この子からは面白そうなオーラが溢れ出している。勿論、『弄られて面白い事になりそうなオーラ』だけど。今の所魔法の弟子なんて大河内しかいないけどな!

「二人は……って、ネカネさん?」
「ああ、ごめんなさい、つい気になってしまいまして」

布に包まれている『ぬこのしっぽ』に手を伸ばしては引っ込み、伸ばしては引っ込みを繰り返しているネカネさん。こういう何気ない仕草でも可愛いから余計困る。
『ぬこのしっぽ』、そんなに気になってたのかね? ま、特に封印処理とかしてないから、わかる奴にはわかるわな。お世話になるんだし、見せてもいいかな。包みから出して―――

「ほいよっと」
「まあ……これは剣でしょうか、でも……」
「何だか切れ味鈍そうな剣ねぇ……使えるの?」
「個人的にはね。『ぬこのしっぽ』という名の迷剣」
「微妙なネーミングね……」
「僕、何かの文献でこれに似た、何かを見たような気が……」

これは斬る為に造ったもんじゃないからな。斬るよりは叩き付ける、の方が正しいし。ただ、最終形態の尾から作り上げた剣だから、異常な耐久力がある。あとオマケが少々。元々、俺の身体の一部だったから、俺の意思で伸縮したり、どこぞの飛竜一閃モドキが出来る様になっておりまするよ。さすがぬこのしっぽ!
あと、ネギくんが見たのは多分竜種の何かを素材にして造られた物なんじゃないかなっと。

「まあ、それよりも二人はアレか? 期日までここで魔法の勉強するの?」
「はい、そのつもりです。日本語はもう覚えましたし、一般常識もある程度身に付いているので。あとの時間は出来るだけ魔法に費やしたいんですよ」

才能もある上に努力家、と。ただ、知識だけ詰め込んでいても先生駄目だと思います。
魔法使いと言うのは、あらゆる事態を想定して動かなければならんもんだからな、戦闘能力が有る無しに関わらず。補助重視の術者にだって、そういった事が求められる。知識は凄くとも、いざその時になって使えないと困るって訳さね。んーどうしよかな?

「ネギくんはタカミチに多少の戦闘訓練みたいのを受けたって聞いたんだけど?」
「はい、一ヶ月程ではありましたけど」

ふーむ、一ヶ月となると基礎の基礎。おまけに魔法使いの戦い方のみしか教えてないな、タカミチの奴。まあネギくんの師匠となるべき人物が麻帆良に居るかもしれんし、そのくらいが丁度いいのかもねぇ。
ちょいっと視線を動かしたらアーニャと目が合った。何か聞きたそうな雰囲気を醸し出してるな。

「朝霧さんは……」
「猫被らなくてもよろしい、朝霧でも裕香でもどっちでも好きな様に呼んでおくんなまし」

別に上司と部下って訳じゃないからな。歳的に考えれば今のアーニャの口調は正しいが、個人的にはもっとフランクに接してもらって結構。

「じゃあ、裕香で。裕香はそういう戦闘知識とか技術とかってあるの?」
「そりゃまあ、一応この道長いでありますから」

なかったら困るしなぁ。エヴァやタカミチとの訓練なんてほとんど実戦みたいなもんだったから。
それと詠春おじ様と仕事に行った時もそうだな。経験に勝るもの無し、エヴァもいい事言うわ。ただまあ。

「基本的にニートな俺は、知り合いに任せっぱなしだけどな。働きたくない!」
「うっわぁ……駄目な大人の典型じゃない。大丈夫なの?」
「駄目じゃない! 料理も洗濯も掃除も人任せだけど駄目なんかじゃない!」
「駄目駄目じゃないのよ!」
「癒し効果抜群じゃないか!」

俺とアル・アジフ(男)の二人が組めば、きっと癒し効果でとんでもない事になるぞ!

「ネギ! 向こうに行ったらあんたが頑張るのよ! 裕香に任せたら生徒達の未来が危ないわ!」
「えー!? そ、そんな事ないですよね!? 朝霧さんはやれば出来る子ですよね!?」

ちょ、ネギくんに子供扱いされた。10歳の子に子供扱いされるとは……さすが駄目ニート朝霧。純粋な子の何気ない一言ほど強烈な物はないな。

「やれば出来るかどうかはともかく、俺はサポート役だからな」
「そりゃ、ネギの修行だし、簡単に手を貸す訳には行かないかもしれないけど……」

心配になってしまうと。知り合いが居るとはいえ、10の子供が異国の地で教師。中々の無理難題でありますからな。

「そんなに心配なら、アーニャが付いてきて、ネギ君のサポートすればいいじゃないかぁ!」
「そ、そんな事出来る訳ないでしょ!」
「じゃあ、ネカネさん付いてくる?」
「付いて行きたいのは山々なのですが、私にもお仕事がありますし……」

ですよねー。まあ、これもネギくんの為だと思って諦めるべし。影ながらサポートすると見せかけて、楽しませてもらうのでありますよっと。

「あ、朝霧さんは副担任の仕事以外に、何かやってるんですか?」
「無理に話を逸らさなくてもいいのに。一応、広域指導員まがいの事をたまーにやってる様な、やっていない様な……」

他には、エヴァを弄ったり、せったんウイングでもふもふしたり、茶々丸にもふもふしたり。最近じゃ、大河内と修行したり、図書地下行って、キャシーと戯れるとかかねぇ。仕事してないな俺。

「働いたら負けかなって思ってるしなぁ……」
「働きなさいよ……小さいけど大人なんでしょ?」
「小さくない! 周りがデカイだけだ! そんなん言うんだったらアーニャだって小さいじゃないかぁ! 色々!」
「い、いい、色々って何よ!? ど、どこ見て言ってんのよ!?」
「別にぃ~? まだまだお子様なんだし、小さいのは仕方ないのではないかと……特に胸とか」

少女でありますからな、小さいのは仕方ない。稀に少女の粋を出るちちーを持つ子がいるけど。

「だ、駄目ニートの癖に……人が気にしてる事を……」
「あわわわわわ、あ、アーニャ落ち着いて!」
「お、落ち着いてなんかいられるかー!?」

おおう、アーニャの右手が真っ赤に燃えてるー! 怒り任せとは言え瞬時に炎を拳に纏うとは……近接戦闘の才能がありそうだな。だがしかーし! その程度の拳では――

「なっ!?」
「―――朝霧フィールドは破れません」

子供相手に障壁展開するとか、大人げないにも程があるー! だが自重しない。
しかし、このアーニャ。明日菜に通じる物があるな、案外気が合うかもしんない。

「朝霧さんて凄いのですね。アーニャちゃん頑張ってー!」
「お、お姉ちゃん! 止めないと駄目だよー!?」
「こ、このっ! 障壁なんてズルいわよ!」
「ほらほら、ネカネさんも応援してるんだし、頑張って破らないと!」

ヤケクソ気味にガンガンガンガン殴ってくるが、幾重にも張り巡らされた障壁はビクともしない。威力が足りないのだよ威力が。
手数だけでは越えられない壁があると知りなさい。他の魔法使いよりも硬い障壁ウマー。

「こ、この――」

障壁を破ることが出来なくて焦れたのか、右手を大きく振りかぶりましたーっと。だがニートはその隙を待ってたのだよ。ヘシン!

「―――え? き、消えた?」

消えたのではなく、ぬこになったのでありますよー。瞬時に変化出来るとかぬこボディチート過ぎる。
突然視界から消えた事に困惑している間に、卑怯にも瞬動使って距離を取り。高らかに吼えてみる。

「はっはぁー! 残念だったなぁ、英ぃ雄ぅになり損ねてぇ」
「ね、猫ー!? あんた猫だったのー!? っていうか声野太っ!?」
「げ、幻術じゃなくて本物?」
「多芸ですのねー。英雄大好きバルちゃんでしたか?」

多芸なんです。そうバーバババーバババーバババのバルちゃんです。幻術じゃないよ本物だよ! 麻帆良じゃ常識なんだぜ!

「悔しかったら捕まえてごらーん。ひゃっふー!」
「ま、待ちなさーい!」

こうして、ぬこの出張一日目が終わったとか終わってないとか。









「―――むっ! ク・ウ・ネ・ル・です」

これは、我が心の友である朝霧くんからの電波でしょうか? 何やら向こうで面白そうな事があった様ですね。帰ってきたら色々聞かせて頂きましょうか。確か彼は、渋いお茶と醤油煎餅がお好きだと言っておられたので、こちらも用意して置きましょう。

「早く二人でキティを弄り回したいですねぇ」

この歳になっても、子供心を忘れてはいけない。私と朝霧くんの鉄の掟です。
おっと、学園長から念話が届きましたね。ふむふむ。

漆黒の堕天使速報。今朝、学園長室に、自称、漆黒の堕天使が現れ「俺を…2-Aの副担任にしてくれ。ああ、女子寮の管理人も兼任する」と言って学園長に「寝言は寝て言うもんじゃ」とばっさり切り捨てられた様です。

相変わらずの奇行。楽しませてくれますね漆黒の堕天使(笑)。これからも生暖かい目で見守ってあげましょう。あ、朝霧くんが戻ってきたら、速報も朝霧くんに纏めた物を渡しておきましょう。







「―――はっ!」

まさか、別荘内なのに朝霧先生の電波が。時間すら越えるとは……これが愛。
『茶々丸愛してるの精神で頑張ろう』……何て心温まる電波なのでしょう。

「どうかしたのですか、茶々丸さん」

私には届いていても、従者である桜咲さんには届いていない?
これが愛の力、つまり桜咲さん側の愛が足りていないと、そういう事でしょうか?

「朝霧先生、私も朝霧先生愛しているの精神で頑張ろうと思います」
「と、突然なにを……」
「いいえ、朝霧先生の愛が届かなかった、『従者』の桜咲さんには関係の無い事です」
「従者、という言葉に無駄に力が入っていましたね……羨ましいんですか?」
「ええ、正直に申しますと羨ましいです。ですが従者になる機会なんていくらでもありますし」

最悪、マスターがお二人に増えるだけです。それに仮契約ではなくても、今の私には朝霧先生、正確にはタマちゃんとの『アレ』がありますから。今は、多少リードされていても構いません。後で突き放して差し上げればいい事です。そうすれば念願のもふもふも私の手に。

「桜咲さんは朝霧先生の従者。それを私的に無駄にポジティブに解釈すると――ペット、と言う事になります」
「だ、誰がペットですか誰がっ!?」
「貴女がです、桜咲刹那さん」
「……貴女のその歪んだ解釈に従うなら、貴女もエヴァンジェリンさんのペットという事に――」

思考開始――マスターのペット――断固お断り――思考終了。

「先程のお言葉は全力で撤回させて頂きます」
「はやっ!?」

朝霧先生のペットならまだしも、マスターのペットなんて全力でお断りさせて頂きたい所存であります。タマちゃんの時は私がマスターになりたいですが。今はマスター(仮)ですし。

「今はこれで我慢しておきましょう。もふもふの為に」
「駄目です。もふもふ禁止。許可なくもふもふ出来るとは思わない事です」

さすが生涯のライバル。いずれ決着を付けて差し上げましょう。

「何なんだろうね…アレ…」
「知らん、勝手にやらせておけ。それよりも大河内アキラ。次は気の効率的運用法についてだが――」
「仕事が終わったから、様子を見に来たんだけど……」
「……タカミチか。今はいい、あとで桜咲刹那を見てやれ」

別荘内は今日も平和。



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