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朝霧先生のぉーgdgd麻帆良 

本日の天気は清々しいくらいの晴れ。そんな雲一つ無く広がる青空を眺めながら、煙草を口に咥えているダンディーと、“魔女っ娘 阿羅藻鵜怒 弐”と書かれた徳利を片手に持っている見た目未成年が屋上の鉄柵に身体を預けている。

「だからさっ、違うんだよ! もっとこう……」
「でもねぇ……ほら、僕達詠唱魔法使えないでしょ? 戦わなきゃ現実と」

手に入らない事は十二分に理解している、しているが納得出来ない事と譲れない物がある。

「……でもさぁ、欲しいじゃない?」
「……僕だって欲しいさ」

自分に無い物を欲しがってしまうのは人の性、S・A・G・A、佐賀。

「タカミチはまだいいよ! 咸卦法使えるしさぁ! 豪殺居合い拳とかオサレな技あるしさぁ!」

お猪口に酒を注いで一気に飲み干す、自棄酒みたいなもんだ。何だよ豪殺居合い拳ってよぉ、一度放てば直線状の標的がまるで、ゴミの様だ! ってな具合に吹き飛んでくんだぜ? 障壁? 防御魔法? そんなものありましたか? 
死に物狂いで頑張れば、咸卦法を使える様になる……そう考えていた時期が俺にもありました。
結果は言わずもがな、試してみたはいいけど手に入らないという事を改めて痛感しただけ。

「魔法世界じゃあモテモテなんだろ? いいよなぁ……出会いのある奴は」
「い、いやっモテないよ。っていうか向こうに行ったら、それどころじゃないから」

吸い込んだ煙を吐き出し、焦りの表情を浮かべながらそんな事をのたまう。
そんなの嘘だ! この嘘付きヒゲニコチン眼鏡! 魔法世界じゃウハウハでキャッキャウフフなんだろ!
もう一つのお猪口に酒を注いで差し出し飲むように促す、一人で飲むのも好きだがこういう時は二人で飲むべき、そして俺もまた飲む。飲まなきゃやってらんねぇ。

「ああ……俺より足長い奴、男限定で皆滅べ!」

女性? 女性はいいんだよ目の保養になるからな! スラっとした長い脚に美しい脚線美。これは滅んではいけない。だが男の足長お兄さんは滅べ。

「話がズレてるよ裕香君…」
「あ? ……あー、うんそうだねプロテインだね」
「まったく……」

クイっと酒を煽ってぷはぁ。んま、話がズレてるというか、ここで心の奥底に溜まりまくっている物を吐き出したってしょうがないからな。ちっ、仕方ないから話を戻してやろうではないかぁー。

「詠唱魔法の使えない人間が使えそうなのとなると……神鳴流、はダメだ。ただ気飛ばすのと訳が違う上に、剣術もロクに使えねぇ。というか体質的に何故か無理だったし、どうやったらアレだけの戦闘能力を発揮できるのか、今度せったんを小一時間問い詰めてみよう」

剣術はま、習おうと思えば習えるんだけど、如何せん剣を扱う機会がないからな。

「いや、困ってあたふたする桜咲さんが目に浮かぶからやめなさい」

んむ、確かにそうだと“魔女っ娘 阿羅藻鵜怒 弐”を口の中で味わいながら頷く。あたふたするせったんは可愛いから見たいけど自重しよう。

「断罪の剣とか転移とかならさ、なんとか使えるんだけど……断罪の剣はエヴァと被るじゃん? そもそもエヴァ程の出力なんて、一生かかっても無理だと言わざるを得ない」

何か触媒になる様な物でもあれば違うのかもしれないが。

「……転移魔法に関しては羨ましいけどね。断罪の剣は君が使う中ではそれらしい魔法だけど、燃費が悪いんだっけ?」
「……よっぽどの事でもない限りは、無詠唱連発してた方が燃費はいいな。つか、羨ましいなら今すぐにでも身体とっかえてやるぜ!」

ギミュー隊長! 俺に力をわけてくれぇー! さあタカミチ、楽しい楽しいボディーチェンジの時間だぞ。

「嫌だよ! 咸卦法も居合い拳も使えなくなるじゃないか!」
「なんだよ贅沢な奴だなー」
「大体、何かの間違いで身体を変えられたとしても、僕が持つギニュー理論から言わせてもらえば、技術や力を完全に操る事は不可能だよ」
「ぬおっ……確かに、ギニュー隊長も悟空の力を満足に引き出す事が出来ずにヤムチャされてたもんな」

そうそう都合よく事は運ばないって事だろうかね。ただ、ジースの反応から察するに、悟空以前にもボディチェンジしていた可能性もある訳だけど、長い時間を掛けて身体を慣らしていったのか、それともその身体とギニューの身体の力の使い方が似ていた、あるいは同じだったのか……その辺の所が気になる。
と、また話が脱線する可能性があるから、ギニュー隊長の事は一先ず置いとこう。

俺も、過去に神鳴流と居合い拳を、ちょろっと習った事があったんだけど……全然ダメだったよ!
どうにも俺の身体はそういった『規格外の武術(?)』とは、相性が悪いらしい。合気道は大丈夫だったんだけどな、いや関係ないか。

「でもさぁ! 男なら派手な必殺技ってのに憧れるじゃないか! あー、一度で良いから雷の暴風とか全力全壊でぶっ放してみてぇ」

憧れの人はなのはさん。あの豪快かつ容赦の無い砲撃は男のロマンである。

「必殺技に関しては同意するけど……ん? 必殺技?……アアッー!!」
「な、なんだよいきなり、発情期ですか? 発情期なんですね、わかります」

か、仮にも教師なんだから発情期は抑えないと、女生徒達が若くして母親になってしまう! はっ! それとも女生徒は狙わず、男子生徒を狙ってヤマジュンワールド!?

「違うよ! 思い出したんだよ、ほら! 三ヶ月前の」
「三ヶ月……前……だと? あ、あああ、アッー!? おま、この馬鹿野郎! 何いらん事思い出してんの! あ、アレは必殺技なんかじゃないから!」
 
人が必死で忘れようとしてた事を! くそ! なんでタカミチの出張についてっちゃうかなぁ俺。

「いや! 僕が知りうる、君の攻撃の中では最高の威力だったよ! 君はもうアレでいいじゃないか」
「よくねぇよ! やめてよね! あんなのを必殺技にしたら恥をかくじゃないか!」

威力はある、威力はあるがアレを必殺技にする事には抵抗があるんだよ。わかれよ!

「大丈夫だよ、慣れれば恥もへったくれもなくなるから」
「慣れたくねぇよ! 痛いんだぞ!? アレすっげー痛いんだぞ!?」

着ていたスーツは弾け飛んで全裸になる上に、身体もあちこち千切れて腕やら脚やら臓物やら大量の血やらがぶちまけられてグロイグロイ。
これまた飲まなけりゃやってらんねぇ。お猪口を仕舞って徳利から直接豪快に酒を飲みまくる。あーテンション上がってきた!

タカミチもヒートアップしてるのか、そんな俺の様子を見ながらも言葉を止めない。トドメ刺す気かこんちくしょう。

「いいかい裕香君、必殺技っていうのはね、楽して覚えられるものでもないし、使用するからには多少のリスクがつくものなんだよ。そういう意味じゃあピッタリじゃないか、あの時の君の見事な―――自爆」

言いやがった、言いやがったよこのヤニメガネ高畑。あれは違うんだよ、事故なんだよ、ちょっとした実験の一つだったんだよ、だから―――

「じ、自爆じゃないよ! たとえ自爆だったとしても自爆と言う名のチャオズだよ!」

カシッ!ドカン!私は吹き飛んだ。
ジバーク(笑)



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