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朝霧先生(ry  36話 このかが別荘入りしてgdgd。

「むぅー…相変わらず、お酒しか入っとらん」
「朝霧先生ですから……」

エヴァにやる『星光壊』を取りに来るついでに、溜まっていた洗濯物や、家の掃除を三人でやってるのであります。一人の時はなーんにもやらないけど、誰かが居るとつい動いちゃう。

「ちゃんと定期的にお掃除せぇ言うとるのに、裕香はホンマに駄目駄目やわぁ」
「食事も、お嬢様だけではなく、色々な方にお世話になっていますしね……」

だって、面倒だし働きたくないし。朝霧だったりタマだったりで忙しいんだよ! 酒は命の水だから欠かさないけど。おっと、そうだそうだ、このかの分の初心者用の入門書……あったあった。

「これでこっちの常識を勉強しといてくんろ」
「初心者用の……入門書ぉ? 何で表紙に、おじいちゃんと裕香が写ってるん?」
「あ、それ限定版だわ。ラッキーだったなこのか」
「ラッキーなのでしょうか……」

ラッキーなんだよ! 滅多に手に入らないんだぞ! レアなんだよレア! 他にもエヴァファンクラブ仕様にエヴァと茶々丸が表紙のもあるけど、この世に三冊しかないから、激レアとなっております。内一冊はウチにある。

パラパラっと流し読み始めたこのか、何か面白い事でもないかなって感じかな? んま、最初はみんなそんな感じだと思いますよっと。ん、手が止まったな、何か興味を引く様な事でも書いてあったか?

「ぱくてぃおー…? えーと、何々? 契約方法は色々とありますが、キスで行われる事が多い。へぇー」
「最初に目を付けるのが仮契約とは、さすがこのか!」
「えへへ……裕香やせっちゃんは、誰かと仮契約してるん?」
「えっ!? いえ、そそそ、その、わた、私は……」

おお、せったん困ってる。そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないかー、このこのー。……アル(ryの事だから、映像記録とかにして残してそうだな。今度聞いてみるか。

「俺はせったんと仮契約してるのでありますよ」
「おおー! という事は…せっちゃんは裕香と……キッス! したんやね? せっちゃんやるー!」
「ええっ!? あ、えーと、ありがとうございます?」

何故に疑問系か。まあ、顔を真っ赤にして慌てるという、せったんらしいリアクションも見れたからいいけどさ。きっと、これからは、このかにこの件でからかわれるんだろうな……南無。

「どっちが従者なん? やっぱ裕香?」
「いえ、私が従者です」
「どう見ても、せっちゃんの方がマスターって感じがするんやけど」

ほっとけ! 確かにマスターって感じはしないかもしれないけど、俺がマスターの方が都合がいいんだよ。

「あ、夕飯どないしよ? 遅くなる言うんは伝えてくれたみたいやけど、もしかしたら作ってあげられへんかも……」
「明日菜は料理出来ないし、ネギくんも期待はしない方がよさそうだな」
「今の時間なら、何とか作っておく事は出来ると思いますよ。寮を出る前に門限の時間にならなければ……大丈夫でしょう」

それじゃあ、一度寮に戻りますかねぇ。アキラも今は寮に居ると思うし、ネギくんと明日菜も話し終わってるだろ。

―――あぁーさぁーぎぃーりぃーゆぅーうぅーかぁー!!

この馬鹿でかい声は、明日菜か? ああ、そういえばぬこの正体も話していいって言ったんだっけ。予想通り、ぷっちんプリンしちゃったんだな。

「このか、せったん。俺、明日菜と話あるから先に寮に戻ってていいよ」
「ん、わかったえ。あんま遅くならん内に来んと、夕飯冷めてまうから早めにな?」
「それでは朝霧先生、お先に失礼します」

うむ、美味しい晩飯期待してるよぉ! さて、俺は俺で、暴走娘をなんとかしますかねぇ。ほーら、来たぞー。バンッと扉を乱暴に開け、靴を脱ぎ、一気に距離を詰められて、真っ直ぐに放たれる拳を―――片手でいなしてそぉい!

「ちょっと、落ち着きなさいな」
「おお、おち、落ち着いてなんかいられないわよッ!? あんたがタマでタマがあんただったんでしょ!?」

何か、どっかで聞いた事のある様な事を言うな明日菜は。

「それはそうだけど、何か問題でもあったか?」
「あるわよ! 乙女の着替えを……アレ? その時っていつもタマ居なかったわよね……お風呂! は、いつも逃げてたし……抱き枕! そうよ抱き枕よ!」
「ありゃお前が俺を無理矢理抱き枕にしたんだよ!」
「……言われてみればそうね。いやいやいや、だってタマが朝霧先生だなんて思わなかったし、仕方ないでしょっ!?」

まあ、確かにな。まさか抱き枕にしてるぬこの正体が、成人男性だとは思わんわな。

「それについてはすまないと思っている様な、思っていない様な」
「どっちなのよ……」
「まあ聞け。俺は基本的にもふもふしたいって奴にしか、もふもふしとらん」

人懐っこいぬことして知られるタマでも、もふもふする人は選んでるんだよ。嫌がる人にもふもふする訳がない、それじゃあ紳士なぬこじゃなくなるからな。……ぬこを嫌がる子なんてあんま居ないな、そういえば。

「明日菜だって、タマぁタマぁって言いながら、俺の身体を撫で回したりしてたろ」
「いや、だからそれはタマだからであって……もういいわ」
「あんまり気にすると疲れるから、適当に流しておいておくんなまし」
「そうね……変に考えると疲れるし、そうしとく」

ちょっと一息。ここまで全力ダッシュだったんだろうし、確か今日このかが持ってきてくれた茶があったな。仕方ない淹れてやるか。えーと、急須はあるな、ポットにお湯も入ってる、面倒だから適当だ適当。

「ほい、どうせネギくんの事で話でもあるんだろ?」
「ありがと……うん、ちょっとね」

どんな話をしたのか気になるな。

「で、ネギくんとは話付いたの?」
「うん……最初は、初日の事とか今日の事を謝ってくれて、その後魔法使いに関わる事が危険なんだって言う説明をしてくれて……」

おお、ネギくんいいぞ! 新米の魔法使いがそこまで出来れば文句はないな。やった事を後悔するだけじゃなく、反省し次に繋げる。口に出すのは簡単だけど、実際に行動に移すのは難しいもんだし。

「それで……あいつ、最初記憶消そうとしたって話したでしょ? それはもう失敗したし、迷惑掛けたからって言って……それでも嫌なら記憶を消すとか、記憶は消さずにこのままの生活をとか」

明日菜としては記憶を消されるのなんてご免だ、なんて表情を浮かべてる訳だけど。まあ、安易に協力してくれなんて、ネギくんも言えないだろうし、だからと言って鍛えるなんてのは思い浮かばなかったんだろう。記憶を消さないで、このままの生活をってのがベターなのかね。

「迷ってるというか、どうしたらいいのかわからないってとこか?」
「うん……魔法の事は黙ってる事にはなってるけど、あいつって何か危なっかしいし」
「思わず手を貸してしまう、と?」

静かに頷いて肯定する。明日菜はお人好しだからな、子供が嫌いって言っても何だかんだで心配なんだろう、口に出すのが恥ずかしいだけでな。こういうところは好感持てるけど、先生としては危なっかしくて明日菜も心配なのですよっと。

「先生としてはな、あんまりこっちに深入りして欲しくはないな」
「やっぱそうなの?」
「まあな」

今はまだ子供の遊び程度の事にしか遭遇して無いから、危険って言われても想像が出来ないだろうけど、ネギくんと関わって行くのなら、ある程度の危険は覚悟しなければならないと思う。スプリングフィールドの名は重いからな。ネギくんにもいらん重圧を掛けてそうだし、本人は気付いてないかもしれんけど。

「まあ、明日菜は関わるなって言っても、何だかんだで関わっちゃうと思うんだよ」
「うっ……それは確かにそうかも」
「そういう時はさ、ネギくんだけじゃなく俺やじいちゃんにも頼ってみろ。俺の場合は……気まぐれだから、もしかしたら場を掻き乱すかもしれんけど」
「あははははっ、そうね。朝霧先生だったらそうかも」
「ま、基本的には生徒の味方だから、何かあったら言えばいい。俺なりに楽しみつつ力を貸してやるよ」

思い付きで、ネギくんと敵対するのとかも面白そうではある、ネタ的な意味で。ネギくんに協力するのもいいな。エヴァ弄るのに。これだからフリーダム副担任はやめられない。

「明日菜はいつも通り、明日菜らしく行動すればいいさ」
「うんっ! ありがと朝霧先生」
「タマで居る時でも気兼ねなくな」
「…………猫に相談する自分を想像して、微妙な気分になったわ」

そこはそれ、慣れでありますよ。いつの間にか順応してるに違いない、明日菜の事だからな。

「あ、そうそう。今度さ、前に言ってたバーベキューやる事になったから。日取りはまだ決まってないけど、近いうちにな。そん時タカミチも来る予定だから、頑張れよ」
「あ、朝霧先生……あんた本当にいい人だわ……まさか高畑先生に声を掛けてくれるとは思ってなかったもん」
「タカミチも案外、俺と同じで、皆でわいわいやるの好きだからな。楽しめる時に楽しむ、これニートの基本」
「いや、朝霧先生を反面教師にしてるから、ニートにはならないわ。 それにニート関係ないでしょ」

失礼な奴だな……って、よく考えたら反面教師にしてる奴結構いそうだな。まあ、いいけど。ニートになりたかったらいつでも来なさい、俺とアル(ryがニートの真髄を教えて上げよう!

「……ねえ? 放課後に何か変な声が聞こえた様な気がしたんだけど、もしかしたあんた?」
「そうでありまする。明日菜好みのだんでぃーボイスをプレゼントしたいな、と」
「アレのどこがダンディよっ!?」

若本さんの声だんでぃー過ぎるだろ、全国の鉄さんに謝れ!

「ったく、ああいう悪戯はやめなさいよ?」
「前向きに検討してみる。それじゃあ、このか達も待ってるだろうし行こうかね」
「私も料理とか覚えた方がいいのかな……」

どうだろうな? その辺は人それぞれだと先生は思うけどね。男だろうと女だろうと、覚えたいと思ったらやればいいんじゃないか? 俺は覚えないけど。










丁度、いいタイミングで来れたみたいだな。今日は、久しぶりにこのかとせったんが二人で作ったらしい。そういうのも何年か振りだな。この調子で昔の様に仲良くなって欲しいところ。……二人のエプロン姿を見逃すとか、朝霧一生の不覚。

「桜咲さんがこの部屋に居るのって……初めてよね」

今まで疎遠だったからねぇ。呼びたくても呼べない、行きたくても行けない、何と言うジレンマ。

「初体験という奴でありますな」
「……朝霧先生が言うと、どうも変な意味に聞こえてしまうんですが?」

それは深読みしすぎ、とは言い切れないけど。

「変な意味? ……せっちゃん意外とえっちぃやねぇ」
「お、お嬢様っ!?」

さすが、むっつり剣士せったん! 興味があるなら今度、瀬流彦先生に何か借りてこようか?

「どっちかが、朝霧先生と一緒に居るところは見るけど……」
「二人とは、昔馴染みなのでありますよっと。ネギくんにとってのアーニャみたいなもんかね」
「僕にとってのアーニャですか?」

そう、幼馴染でも可。付き合いが長い事は確かだな。豚の生姜焼きうめぇぇぇっ!!

「ちなみにアーニャとは、ネギくんが小さい頃に一緒にトーダイ行こうね、と約束した―――」
「そ、そんな約束してませんよー!」

ああ、これは違う人の話だったわ。前に詠春おじ様から聞いた事が……何でそんなの知ってるんだ、あの人?

「じゃあ、大きくなったら結婚しよう、みたいな約束とかしてへんの?」
「け、結婚って、僕とアーニャは幼馴染で……その、そういう約束みたいのは……」

子供の頃の約束の定番だと思うんだけどね。ま、アーニャは素直になれない意地っ張りなツンデレ少女だしな、ネギくんはネギくんで、そういうのには疎い鈍感ボーイみたいだし……って、子供だから当たり前だわな。

「あんた達はどうなのよ? そういう約束みたいのしてたわけ?」

箸で人を指すのはやめなさい。

「えーと……昔、せったんに「おっきくなったら、ウチがお嫁さんなったるー」と言われた事がある様な……」
「あー! あー! わあああああああ!! し、知りません! わかりません! 記憶にございません!」

普段のせったんとは、まるで別人である。明日菜も生暖かい目で見てるし。顔真っ赤っかでありますな、せったん。

「桜咲さんって、クールなイメージがあったけど、可愛いところもあるのねぇ。このかはそういうの無かったの?」
「ウチ? ウチも……んー、似た様なもんやな」

それを聞いた詠春おじ様が、私を倒す事が出来たらとかなんとか言い出して今に至る。子供の時の定番は一通りやってるっぽいな、俺リア充過ぎる。エ・ロ・ゲ! エ・ロ・ゲ!

「明日菜は……タカミチだもんな」
「何よ? 渋くてカッコいいじゃない」

このオジコンが。










腹も膨れて後片付けも終わったので。アキラの部屋にごっ!

「弟子が増えますた」
「あー……だから、もふもふ禁止されたんだね、先生」

そういう事なのであります、二人は合気道の弟子でもあるし仲良くやってくれるだろう。というか、いつまで続くんだろうなぁもふ禁、早めに解禁して欲しいなぁ。

「魔法使いの修行って、アキラちゃんとこでやるん?」
「いえ、恐らく朝霧先生の事ですから、歩くのが面倒だからなどと言うくだらない理由で……」

くだらない言わない! や、正解だけどさ。このかも、魔法見るの初めてだし、ちょっと驚かせようと思った次第。三人に寄ってもらって、指を額に当ててポージング。

「それ、絶対やるよね」
「形から入りたいんだよ!」

この転移魔法も不可解な点が色々あるんだよな。気に入ってるからいいけど。それじゃあエヴァんとこへ……転移!









「エヴァのお股からまとめてこんにちわ」
「馬鹿者ぉ!? いきなり身体が浮き上がったから何事かと思っただろうがっ!?」

ありゃ? お股の間から出てこようとしたら、真下からになってしまった。

「わー……これが瞬間移動なんやねぇ」
「転移魔法、という物です、お嬢様」

驚かせようと思ったのに、リアクションが薄い件。このかならこんなもんか。ベッドって事は、エヴァたんグータラ中だったのかね?

「えー、この度、修行の場を提供して下さる事になった、エヴァンジェリン・アタナシア・キティ・マクダウェルさんです。皆さんも気兼ね無く、キティって呼んでね!!!」
「その名で呼ばせようとするな阿呆!」
「マスt…キティ様、そんなに喜ばれて……」
「よろしくお願いしますぅ、キティちゃん」
「やめんかっ!? 私をキティと呼ぶな! エヴァかエヴァンジェリンでいい! あと、誰も喜んでなどいない!」

こんなにはしゃいでる姿を見せられて、喜んでないとか言われても、説得力ないよキティ!! おっと、そうだそうだ、星光壊渡さないとな。

「ほい、これ」
「うむ、確かに受け取った。収穫は……別荘内なら腐るほど時間があるから焦る事はないだろう。対価を払えば文句は言わん」

さすがラスボス臭溢れる、自称、最強の魔法使いキティ! 器が違いますなぁ。その器の大きさが従者の茶々丸に表れてるし。

「茶々丸、後でゆっくりゼンマイ巻くから……」
「は、はい……ドキドキ、ワクワク」
「一々口にせんでいい馬鹿従者。それで? 近衛木乃香に私の事は話してあるのか?」
「いんや、全然。そういうのはホラ、エヴァ本人が言った方が……ボスっぽいだろ?」

ちょっと煽ててみる。エヴァもそういうの好きだろうから、別にいいだろ。

「エヴァちゃんも魔法使いなん?」
「ちゃん付けで呼ぶな。まあ、他の魔法使いとは比べ物にならん程の高位の魔法使いだがな」

地味に自慢してるところがエヴァっぽい。嘘じゃあないけどな、今は封印されてるけど。

「俺の合気道の師匠でもありまする、つまり、このかやアキラにとっては……グゥラァンドォマァスゥタァァ! ということになるな」
「その野太い声を出すな。脳裏に地球皇帝がチラついてイラッと来る」

いい事じゃないか。何をイラっと来る事があるんだよ。羨ましい。

「ぐぅらぁんどぉまぁすぅたぁぁ……何や難しいなぁ、ウチには無理やわ」
「お嬢様があの声を出すのは、難しいかと……出せたら出せたで怖いですし」

確かに、それは怖い。一生出せなくてもいい、怖いしきっと吹く。

「他の説明は、別荘に行ってからでもいいだろう」
「別荘?」
「外での一時間が中での一日になる、所謂一つの精神と時の部屋の様なものだと考えて頂ければ、お嬢様にはわかりやすいかと」

ドラゴンボール読んでる人には、その説明の方がわかりやすいわな。

「ほへぇ……エヴァちゃんって凄いんやねぇ」
「だから、ちゃん付けで……もういい。ふん、凄いのは当たり前だ、これでも600年の時を生きた真祖の吸血鬼なのだからな」

無い胸を張りながら自慢するエヴァたん。何も知らない人が見ると、子供が背伸びして、はったりカマしてる様にしか見えない。

「吸血鬼っちゅうと……血ぃ吸うたろうかぁって奴やっけ?」
「アレと一緒にするなっ!?」

懐かしいなソレ、よく覚えてるもんだわ。 ま、エヴァ弄りは後に取っておくとして、別荘の中に入りますかね。アキラや、せったんの修行の経過も気になってるし。茶々丸のゼンマイも巻いて上げたいし。酒飲み放題だし、働かなくてもいいし。








「おおー! 凄い凄いー! これホンマにエヴァちゃんが造ったん? うわぁー…魔法使いーって感じがするなぁ」
「ふふん、もっと驚け、そして褒めろ」

初見の人は驚くな。あのミニチュアが、とかね。どうやって造ったのかはわからんけど、こんなの造れる奴なんて限られてるだろうな。さすが、最強を自称するだけの事はある。ここのおかげで、俺やタカミチも時間を気にせず修行出来たし。

「アキラの修行の具合は?」
「うーん…一応、気の身体強化は完全に出来る様になったよ? エヴァさんからはまだまだ、練りが足りないって言われるけど」

ほほう、もうそこまで行ったか。普通は気を扱えるようになるだけで、相当の修練を積まなきゃいけないんだけどな、アキラはその辺適当にスキップしてた感があるし。身体強化を完全に身に付けたんなら、気の効率的運用法もボチボチやり始めてる所かな? 放出系とかは……まだ先でいいか。まずはコントロール。

「せったんの方は?」
「簡易版ではありますが魔力での身体強化を……茶々丸さんとの模擬戦のおかげで、魔力を扱う感覚は覚えているので、そろそろ気と魔力の合成に着手したいとは思っているんですが」

ああ、なるほど。気を扱う事に長け過ぎているから、魔力の出力調整が中々上手く出来ないって感じかな? それなら俺から魔力供給して、出力調整すれば合成の修練に行けるな。まあ咸卦法は、ここからが問題なんだけどな。……でも、いいなぁ爆発しないのって。

「ウチは、何したらええんやろ?」
「まずは、アキラにもやってもらった、瞑想だな……って、その前に、初心者用の入門書で気と魔力の事を勉強してからでありまする」
「えー? せっかく魔法覚えられるぅ思うとったのにぃ……」

いや、まずは知識からでありますよ。感覚で覚えるのもいいかもしれないけど、知識蓄えて意識してやる方が効率いいし。このかは……無意識に気を使ってたから、それを抑える様に外を意識して瞑想させた方がいいかもな。馬鹿魔力持ってるし。

「茶々丸、このかのお勉強手伝ってやって」
「はい、任せてください」
「おい、人の従者を勝手に――」
「さ、このかさん、あちらに行きましょうか?」
「こらぁ!?」

エヴァをスルーして、スタスタと奥に。まあ、このかの事だから何だかんだ言って、せったんとかアキラの修行見てそうだけど。見るのも勉強になるからいいか。

「ったく、どいつもこいつも……」
「あんまカリカリすんなって、暇だったら修行見るの手伝ってくれ」
「ちっ、これも貸しだからな」

はいはい、前に持って行った、蒲焼さん太郎が余程気に食わなかったみたいだな。今度はうまい棒にしとこう。

「む? そういえば竜の尾で造ったアレは持ってきている様だな」
「ぬこのしっぽ? そりゃまあ、何ていうか俺にしたら、せったんに取っての夕凪みたいなもんだし」

裏技はあるけど、決め手がないからな、俺。魔法の射手や断罪の剣はいいとして、転移に再生、無駄に多くて堅い障壁、長期戦タイプなんだよねぇ。あー、必殺技が欲しい。ん、エヴァは何やら思案顔。

「ふむ……いい機会だ、久しぶりに模擬戦でもするか」
「ちょ、OHANASHIは勘弁」

朝霧のままだったら戦闘力に差がありすぎるだろ、常考。




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