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朝霧先生(ry  45話 登校地獄でgdgd。その五。

目を覚ますとそこは知らない部屋。確か……堕天使くんにチャオズかましたんだったよな。知らない器具が多々あるが、医務室っぽい雰囲気だな。……はて? 麻帆良にこんな所あっただろうか?

「目が覚めたんですね」

誰だ? と思い、声のする方に目を向けると、どこかで見た様な見ていない様な……そんな女性が一人。左側にまとめられた長い髪、所謂サイドポニーと言う奴でありますな、それと……どこかで見た事のある様な制服、麻帆良にこんな制服なんてなかったはずだから外部の人かね。……学生が着るような制服じゃあないな。

「どこか痛むところはありますか?」

気遣う様な声、俺が自爆したのを知ってんのか? こっち関係の人かね? 再生は……どうやら終わっている様で、身体の方には特に異常は無い。……声の方もどこかで聞いた事のある様な声だな。えーと……○○ボイス? アレ? ○○ボイス! ……○○○○○○○○ボイス! ……えぇ? 何で発音出来ない訳? しかも脳内なのに……おかしくね?

と、どうでも良さそうな事を考えていると、女性(20前後かな?) がこちらに近づいてくる。……俺ベッドに居たのね、今気付いたわ。……って、何で朝霧に戻ってんのっ!? タマじゃなかったっけ俺?

「お話、聞かせてもらっても……いいですか?」
「はあ……」

適当に反応しておく。やっぱりどこかで聞いた事の聞いた事のある声だ。思い出せ……思い出せ……今の『お話』と言うところに重大な何かが……○○ボイス! やっぱ駄目か。○○と言えば―――ゆかりんボイス! おお! これだ! ゆかりんボイスだ!

「ゆかりん! ゆかりん!」
「え? あの……ゆかりん? それが君の名前?」
「いんや、違うけど……今のは何と言うかノリ?」

微妙な表情を浮かべられてしまった。で、何事も無かったかの様に、女性(ゆかりんボイス)はベッドのすぐ傍にある椅子に腰を下ろす。まだ大人になりきれていない様な、若干! そう若干幼さが残っている顔立ち! けっして巨乳と言う訳ではないが、形の整ったヴァスゥトォ! ウェストも中々にキュ、お尻はまだまだ開発の余地あり……じゃねぇよ。何を考えているんだか。

「えーと、ここは……麻帆良だよねぇ?」
「マ…ホラ? いえ、ここは時空管理局機動六課です」

じくうかんりきょくきどうろっか? はて? そんな所は麻帆良には無かったはずだなぁ……って、この人は麻帆良を知らない? 色々と有名な学園だから、知らないなんて人はそうそう居ないと思うんだけど。

……………………時空管理局機動六課ぁっ!? はあ!? 何で!? 嘘だと言ってよせったん! いや、確かに言われて見れば、女性の着ている制服も、六課の制服っぽいけど……コスプレでしょ? ドッキリなんだろ? そろそろ仕掛け人のガンドルたん辺りが、「話は聞かせてもらった! プギャー」とか言いながら出てくるんだろ?

「混乱しているところ、申し訳ないんですが、お名前聞かせてもらってもいいですか?」
「うぇい!? え、えーと、朝霧裕香でございますぅ!」
「名前は覚えているみたいですね。ここに来た経緯などは覚えていますか?」
「さっぱりであります」

質問に答えると、「そう」と呟き何やら考えているご様子。それにしても何だろう、この胸のトキメキ。この人を見ていると、胸がドッキンドッキン止まらないぜ! はっ! まさかこれが噂に聞く『一目惚れ』では? という事は、俺はこの女性にミルポされてしまった訳か……悩ましい。

「で、えーと、これは何のイベントなのでありましょうか?」
「イベント? そういうのはやってませんけど……」

演技か? だとしたらこれはとんだ役者だぜ! 取り合えず。

「貴女のお名前なんてーの?」
「古代遺物管理部機動六課所属、スターズ分隊隊長―――高町なのはです」

なん…だと? まさかそんな訳が……役に入りすぎ、にしては自然過ぎる態度。

「高町なのはさんと言うと……壁抜きで少女を救出した、あの高町なのはさんでありますか?」
「ま、まあ……多分、その高町なのはで合っていると思います」
「昔、ロリっ娘だった頃、後の親友になる存在に対して、全力全壊の集束砲をぶちかました高町なのはさん?」
「な、ななな、何で知ってるんですかぁっ!?」

こ、この驚き様は……マジで本物? ……ま、まさかね。ず、随分と手の込んだドッキリを仕掛けてくれたもんだな! いくら俺が、なのはさん好き好きで憧れまくって、いつかあの人の様になりたい! とか言ってるからって、こんなのに引っかからないもんね! そ、そこまで馬鹿じゃないよ!

「そのレイハさんよく出来てますね」
「レイハさん? ああ、レイジングハートの事ですか? 長年連れ添ってきた相棒ですから、メンテも欠かさずやっていますし……」

と、目を細め嬉しそうに、高町なのはさん(仮)はレイハさん(球体)を撫でる。撫でられた事に反応して発光するレイハさん(球体)……よく出来ているのでありますなぁ。

で、色々と話を聞いてみると、訓練の最中にどこからともなく、ボロボロでヤムチャな俺が現れたとかなんとか。と言う事はフェイトそん役の人も、どこかに居るという事でありますかな?

「取りあえずはこんな所ですね。どういった経緯でここに現れたのかは……朝霧さんの記憶にないと言う事でわかりませんが」
「そうだねプロテインだね。所でこのドッキリは何時になったら終わるの?」
「え? ドッキリ? いえ、これはドッキリとかではなくてですね……」
「だって、医務室っぽいのにシャマルゥさんとか居ないじゃん」

うむ、これがドッキリじゃなかったら、ここにはフォークを持ったシャマルさんが居るはずなのであります。いや、ドッキリでも居る可能性はありますがねぇ。

「どうしてシャマルさんの事を知っているのか聞きたい所ですけど……やっぱり信じられないですか?」
「ううむ……そ・う・だ! ドッキリじゃないのならバリアジャケット姿になってみてよ!」
「ええーっ!? こ、ここでですかっ!?」

そう、ここで。ネタばらしが何時まで経っても来ないからアレだし。

「うぅ……ど、どうしても、ですか?」
「どうしてもです。じゃないと信じられないので一生ここで引きこもってニートする」
「そ、そんな事言われても…………し、仕方ないですね、信じてもらわない事にはお話も進みませんし……」

へ? マジで出来るの? 麻帆良の西がとうとう本気を出して作ってしまったとか。

「ふう―――レイジングハート、セットアップ」

おおう! マジで変身シーンが始まりますた! 凄い速さで変身していくのであります! 桜色の魔力光がうおっまぶし! ふふん、普通の人間になら捉えられないこの変身シーンも、ニートにかかれば―――見えた! うむ、制服の上からでもいい普乳だとは思っていたけど、中々の良乳。おパンツはピンク、アニメと同じですな、そして構築されていくバリアジャケット。まさか本当に出来るとは……出来るとは? こんな事が出来る人間が他に居たっけ? 居たとしたら有名になってるよなぁ……っと、終わったようですね、ごちそうさまでした。……ふぅ。

「ナイスパンツでありました!」
「ちょ、えぇっ!? 見えてたんですかぁ!?」
「ふふん、ニートの力を甘く見てもらっては困りますな」

偉そうに言ってみたのはいいものの……これ、もしかしてガチですか? どう見ても種も仕掛けもなかったな。ガチなの? マジでガチ魔法少女なの? 目の前に居るのは本物のなのはさんなの? マジで本物なの?

「え、えと……これで信じてもらえた…んでしょうか?」

信じるも何も、レイハさんも杖に変形しちゃったし…ねぇ? サイドポニーがツインテールになってるし……バリアジャケット姿可愛いよバリアジャケット姿。……どう見ても本物です、本当にありがとうございました。

「ま、まさか、生なのはさんに会えるとは……この朝霧裕香、幸せすぎて死んでしまいそうです!」
「そ、そんなにですか?」
「おおう! 私の様な下賎な輩にその様な言葉遣いは不要であります!」
「いや、あの……」

頭が高すぎたので土下座体勢。あの、生高町なのは様にあんな失礼な態度を取っていたとは……朝霧一生の不覚! と、言い繕ってみてはいるが、身体から溢れ出るホルモンとかがアレで、暴走してしまいそうなのであります!

そう、憧れの貴女に近づきたくて! 壁抜きは男のロマン―――づぁっ! な、何だこの頭痛はっ。

頭がっ……何だこの映像はっ、勝手に脳内再生されて―――黒髪の少女? 身体に纏っているのは気……いや、何か違う。全身血だらけ……返り血か? 誰の?

黒髪の少女の周りに積み重ねられている屍。人間の物……じゃない、異形? アレは悪魔、か。何だこの光景は……次々と召喚される悪魔、それをひたすら屠る黒髪の少女。その小さな手に握られている剣を振るう度に、黒髪の少女の命を奪おうとする悪魔が絶命する。

『はは……はーっはっはっはっ! よく見ておけ“失敗作”! アレが、アレこそが我等が全てを掛けて生み出した――の――だ!』

この癪に障る声は……あの時の研究者か? この視点の低さは……ガキの頃の俺っぽいな。なのはさんとお話してたらいつの間にか変な事になっている件。

黒髪の少女と目が合った様な気がした、が……それも一瞬、続く大量虐殺。下位の悪魔……だけじゃない、上位の悪魔も混ざっている筈なのに容易く葬っていく。最後の一体を切り殺した黒髪の少女、左手で顔を抑え唇の端を吊り上げ、愉悦に浸るその姿はまるで―――










「おい、馬鹿猫。いい加減に起きろ」
「ぎゃあああああああ!? ひぃっ!? な、生エヴァンジェリンだあああああああ!?」
「なっ! 何だ貴様ぁ、人の顔を見るなりその反応は! というか生とは何だ生とは!」

だ、だって驚くだろうが! 顔近すぎなんだよ! って、ここはエヴァん家か? という事は……何だ、アレは夢だったのか。夢だったのに頭痛に襲われるとか……よくわからん。せっかく、憧れのなのはさんに出会えたと思ったのに。まあ、組織に所属している人間が、初対面の相手の要望にホイホイと答える訳ないわな、ちょっとリアルな夢だったけど。あの変身シーンは良かった……出来れば続きが見たい。

ん? 他にも何か……重要な感じの夢というか、過去の夢を見た様な。残念ながらぼんやりと、そんな夢見たよね! 程度しか覚えてないけんど。

「あ、目が覚めましたかタマちゃん」
「ああ! 茶々丸ぅ!」

愛しの茶々丸がホッツ! なミルクを用意して待っていてくれていた様です。ぬこ舌? そんな物は関係ないのであります! タマの時でも熱燗を頂く時もあるからねぇ、さすが百年くらい生きたぬこのボディ! 茶々丸のミルクもとい、茶々丸の用意してくれたミルク舐めつつ。

「あの後どうなったの?」
「それは―――」









「あぅっ!? 目がぁ! 目が痛いですー!?」
「ああっ!? ちゃ、茶々丸さん! な、何でいきなり目潰しなんてっ…目がぁ、目がぁっ!」
「グロ注意、つまりはそういう事です」

普段はとても可愛らしい白猫なのですが、チャオズを行った所為でグロ猫になってしまいましたので、ネギ先生と神楽坂さんにバルス(物理的)を。ネギ先生達は、こういった物を見慣れていないと判断致しましたので。さすが、タマちゃんの従者茶々丸、まさに気が利く良妻ですね。刹那さんとは違うのですよ、刹那さんとは。

「お、お、お、お………こ、これは痛い……」

普通は痛いでは済まされないのですが……と、そうこうしている間に、千切れてしまった前足や後ろ足、ぶちまけられた腸が、まるで逆再生の様に。チャオズの対象である、漆黒の堕天使は……治癒魔法を用いたとしても、完治するまで時間が掛かるでしょう。タマちゃんとの一騎打ちの際に使用した、あの妙な薬があれば治ってしまいそうではありますが。アレだけボロボロの状態では、予備があったとしても残ってはいないはず。ご自慢の翼も銀髪も見事なまでにボロボロ、今度からはボロボロの堕天使と、心の中で呼んで差し上げましょう……と思ったら、ボロボロの翼が光を放ち消えてしまいました。魔力反応、ということはあの翼は魔力で編まれていた、と言う事になりますね。

「タマちゃん、チャオズ直後でこの様な事をお願いするのは心苦しいのですが……」
「ぬぅ……わ、わかっているのであります……」

見た目、再生が終わったかの様に見えますが、恐らく、身体の中は18未満お断りのティベリウスな状態だと思われます、タマちゃん頑張って下さい。

「むぅぅぅぅぅ………そぉい!」

魔法先生への連絡は……速報も流れた様なので必要ないとは思いますが。タマちゃんの事ですから、きっと念話を入れている筈。さらばボロボロの堕天使、貴方の事は…………記憶から削除したいのですけど、削除しても削除しても湧いて出てくるウィルスの様なものなので、忘れません。時間が取れ次第、映像をDVDに焼き回しして保存しなくては……戦闘のデータはどの様な物でも役に立ち……立つのでしょうか?

「あ、あの……」
「な、何かなネギくん……」

バルス(物理的)の効果が切れた様ですね。何やら申し訳なさそうな視線を、こちらに向けてきました。

「タマさん、茶々丸さん! す、すみませんでした!」
「謝るな! 指導者は、謝るな。誰かに責任を押し付けられない立場の人間の謝罪が許される社会は堕落の一途をゴファッ!!」
「ちょ、タマッ!?」

セリフの途中でタマちゃんが血を吐いてしまいました……あの身体の状態では、さすがに若本ボイスはきつかった様ですね。……ネギ先生達も聞きたい事があるのかもしれませんが、タマちゃんは私のマスター兼ペットなので、タマちゃんを優先させて頂きます。

「い、今のはアレだ、ネタだから気にしないで。というかネギくんが謝る理由なんてガフフォァッ!?」
「さ、タマちゃん。私の……桜咲さんとは比べ物にならない程の豊満な乳房でゆっくりとお休み下さい」
「そ、それせったんの前で言わないでブルァッ!?」

ああっ! タマちゃんの血で私の身体が染め上げられていく……おかしいですね、またみなぎってきました。

「ハァハァ……それではネギ先生、神楽坂さん、それと……ユーノさん。私はタマちゃんを休ませてあげなければならないので……ハァハァ……これで失礼致します」
「ゆ、ユーノって誰っスか!?」

古来より伝わる伝説の淫獣。本当は人間なのですが、女性の裸が見放題なのでフェレット。










「―――そして移動中にタマちゃんが寝てしまい今に至る、と言ったところでしょうか」
「だから血塗れだったのか茶々丸は……どうでもいいが、馬鹿猫の血で興奮するな」

なるほど、話を聞いてたら段々と思い出してきたわ。中身の再生は……とっくに終わっているみたいだな。さすが『ぬこの石』。ネギくん達の方は、聞きたい事があれば向こうから聞きに来るだろうし、今はいいか。それにしても、やっぱりチャオズは燃費が悪いなぁ。気と魔力を同時に消耗する上に、その後は再生に魔力を持ってかれる……でも、最大出力ならチャオズが一番威力高いんだよなぁ。

「っづ……あ、頭が……」

夢の中で襲われた頭痛と同じ痛み……後半の内容がよく思い出せないが、以前見た訳のわからん夢と同じ様なもんだろう。この頭痛がきっかけで、何かSUGEEEEE力に目覚めてくれるんなら、黙って我慢するんだけどなぁ。

「起きる直前も苦しんでいた様だが、どうかしたのか?」
「い、いや、それがよくわからんのでありまする。最初は夢でなのはさんに会えてひゃっほーだったんだけど、途中で頭痛に襲われて……今もまだ痛い」
「なのはさん? ああ、貴様が好き好き言っていた、アニメのキャラか……くだらん」

くだらん言うな! なのはさんはなぁ! なのはさんはなぁ! いつでも全力全壊で、どんな相手だって容赦せずに塵一つ残さず消滅させる魔砲少女なんだぞぉ! ……これはちょっと違うか。

と、ぬこの癒しポイントである、茶々丸の膝の上に移動して丸くなる。『痛いの痛いのとんでけー』みたいな動きをしながら、茶々丸が口を開く。

「私のアーティファクトがアレなので、後はRHを用意するだけなのですが……衣装を作って仮契約カードに登録し、適当に外見だけを真似た杖を作れば気分だけは味わえますね」

仮契約カードの機能にそんなのあったねぇ。確かにそれなら気分だけは味わえるな。さすがにレイハさんの機能完全再現は色んな意味で無理だろうし。茶々丸のコスプレ姿も見てみたいから今度やってもらおうか。









「今日こそは貴女を屈服させて見せます」
「やれるものならッ!」

しばらくして頭痛も収まり、このか達も来たので別荘へ移動し、いつも通り修行。せったんも茶々丸も飽きないなぁ。せったんはこの模擬戦の後に咸卦法の修練。茶々丸はアーティファクトの可能性がどうたら言っていたから、何か試したい事でもあるんだろう。で、ウチの弟子達は―――

「ウチらもそろそろ始動キー言うんの、考えた方がええんやろか?」
「自分だけのって、何か良い響きだよね」

と、こんな感じで始動キーを考えているのでありまする。詠唱羨ましいわぁ。

アキラは気と魔力の同時運用の修練の合間に、魔法の勉強もボチボチやっていたらしい。基本的に気の扱いならかなりのレベルだからなぁ、魔法の射手も覚えている。魔法の射手が無詠唱で扱える様になれば、次は瞬動。

このかの方は精神統一にて掴んだ魔力の感覚とコントロールが良い具合になって来ている。初級の治癒魔法と魔法の射手、身体強化の戦いの歌も、詠唱ありではあるけど使える様になった。ま、無詠唱で扱える様になるまでやってもらうつもりだから、焦って始動キーを設定なんかしなくてもいいとは思うんだけどな。

「でも、中々いいのって浮かばないよね」
「せやねぇ……」

アザ・ゼル・ルシ・フェル・アポカリプスだけは勘弁な。ここは師匠らしく、何か例を挙げてみるかね。

「こんなのはどう? イク・イキマス・イッチャイマス・イグゥウウウウウウウウ」
「……裕香、それは絶対に嫌や」
「うん、私も嫌。というか何それ?」
「可愛い戦乙女の……や、これ以上は18禁なお話になりそうだから、やめていぐぅうううううう!!」
「……裕香のPCにインストールされとるやらしいゲーム、全部消した方がええんやろか」

それはやめて! 弟子達にはお気に召さなかった様でありまする。いいと思うんだけどなぁ。あ、瀬流彦先生に借りてた『戦乙女ヴァルキリー』返さないと。戦乙女というか、いぐぅさ乙女だな。

確か、過去の魔法使いが使った始動キーが載っている本があった気がするから、渡しておこうかね。参考程度にこんなのが、というのがあれば少しは違うだろうし。

「その程度ですか? 貴女の思いというのはその程度なのですか!」

あちらも盛り上がっているみたいですな。互いにアーティファクトまで出して……ガチ戦闘じゃねぇか。茶々丸なんか珍しく熱いキャラになってるし……また変な行動プログラムでも組み込まれたんだろうか?

「くうぅっ! 言わせておけばぁ!」

茶々丸の高密度の魔力が乗った拳を、せったんはぬ小太刀で受け、衝撃に耐える。一瞬の沈黙の後、茶々丸の周りを飛んでいた“魔王を補佐する者”が、せったんを囲み四方向から一斉に魔力波を放つ。対するせったんは、“七首・十六串呂”を四方向に四本ずつ移動させ魔力波を受け止め防ぎ、後方に下がり距離を取る。

「ほう……」

さっきまで黙って見ていたエヴァがニヤリと笑みを受かべる。従者である茶々丸が高性能なのが嬉しいのか、せったんとの模擬戦のレベルが高い事に思うところがあったのか、ともかく楽しそうだ。……混ざりたいんじゃないのかこいつ? というか……

「その本なにさ?」
「以前、早乙女ハルナに無理矢理渡された物だ。ずっと放置していたのを思い出してなぁ……」
「ふーん、ちょっと読ませてもらっていい?」
「ほら」

えーと、何々? 『ロリペドボール』ねぇ……ロリペドに目覚め、リネームカードを使って『ペドロット』『ロリータ』に名前を変えた悟空とベジータが、妻であるチチとブルマが歳食いすぎてるから、ドラゴンボールの劣化品である、ロリペドボールを使って幼女にしてしまおうと奮闘する、と。何だこの物語。

何だかんだで読み進めて行く。ついにロリペドボールを集めた二人、これで念願の幼な妻が手に入る! と全裸で待機しながらロリペドボールを使い、幼神龍を呼び出す。

『さあ、願いを言ってぇ、ロリペドに関しゅる事にゃら、どんな願いも叶えてあげりゅー』

……幼神龍は、角としっぽが生えた幼女でした。そんな幼神龍にハァハァしつつ『俺達の女房を幼女にしろ』という願いを叶えてもらい、そのついでに幼神龍を食ってしまおうと襲い掛かるも、危険を察知した幼神龍は逃げてしまう。幼神龍を食えなかった事に、妙な敗北感を感じつつ二人は家に帰る。願いは無事叶えられた様で、チチもブルマも幼女。しばらく幼な妻とのいちゃラブで幸せな日々が続いたが……突然現れたセル。……こいつもチチやブルマと同じでそのまんまの名前なのな、容姿はどう見てもセルジュニア、色はまんまセルだけど。

で、そのショタセルが己が持つ様々な遺伝子から得たテクニックで、チチとブルマを寝取ってしまう。ショタセルのテクニックで骨抜きにされた二人の幼な妻は、ショタセルに言われるがまま、ペドロットとロリータの前に現れ、ショタセルとの情事を見せつけ始めてしまい、それを見て激昂した二人のロリペド戦士はショタセルに挑むが、速攻でフルボッコにされてしまう。……ショタセルつえぇ。

『さっきまでの勢いはどうした? 笑えよ、ロリータ』

挑発されても動かない身体。そのまま情事の続きを見せ付けられ絶望してしまった二人は……

『そう、そのまま飲み込んでくれ、オラの如意棒……』

結局コレかよ! まったく、あの腐女子が!

「おい、馬鹿霧」
「ああんっ!?」
「避けなくてもいいのか?」

ニヤニヤしながら何を言うかと思えば……避けるって何をだ、よおおおおおおおおお!? 本読むのに集中してて全然気付かなかったけど、せったんと茶々丸の模擬戦、まだ終わってなかったんだな。って、いやいやいや、そんな事は一先ず置いておいて、茶々丸の一撃で吹き飛ばされたせったんが俺に向かって飛んで来て―――

「イェアッッ!?」

―――そのまま激突し、二人して床をゴロゴロと転び回ってしまう。突然の事態に少々パニくってしまったが、せったんは大丈夫だろうか? と思ったら、顔に何やら柔らかい感触が……ああ、なるほど、これはせったんのお股ですね……おおう、捲れ上がっていたスカートが戻り視界真っ暗。つか、せったん今日はスパッツ穿いてなかったのか、珍しい……いやいやいや、これちょっとまずくないッスか?

落ち着け、まずは状況確認だ。えーと、左手はせったんの左脚に……。右手は……何かの拍子に制服の中に入り込んでしまったみたいだな……この感触はブラジャーではなくサラシだな。俺の股間付近に当たっているのは……せったんの顔か。……せったんの顔が俺の股間に…だと? 俺の顔はせったんのお股に……左手が天、右手が地………天地魔闘の構えみたいだな。

よし、ここは俺っぽく『69式天地魔闘』と名付けよう、これでまた憧れのあの人に近づいたぜ! ……じゃねぇ! 何がよしだっつーの。……今気付いたんだけど、ノーパンだな……俺が。このスースー感が中々たまらん……じゃねぇよ! ど、どどどどうしよう? う、迂闊に動けない、というかせったんが状況を把握して、俺の上から降りてくれるのがベターなんだけど。

「え? ちょ、えぇっ!?」

こんな感じだしなぁ。というか、そんな密着状態で喋られると、俺の一人息子に振動が! ……ほ、本当にどうしようか? 俺の口がアレな所に密着しているから下手に動く事も喋る事も出来ない……つか、息も吸えないし吐けないな。ド変態なら、ここでクンカクンカスーハースーハーするんだろうけど、生憎と自称・変態紳士だからそんな事は絶対にしない! ……瀬流彦先生の言う通り、突然こんな状況になったら思考が上手く働かない。さすがラッキースケベ瀬流彦先生! これで俺も立派なラッキースケベに……い、息が苦しくなってきた……これはまずい。瀬流彦先生も、手とか意識すると、動かしたくないの動いてしまうとか言ってたしなぁ、やっぱ揉んだのかねぇ。

「――あっ」

って、言ってる傍からやってしまった! うむ、サラシの上からではあるが、中々の良乳、この成長途中特有の柔らかさがなんとも――って違う! おおおお、お、落ち着け! 意識するな! つか息苦しい! こ、ここは無礼を承知で身体を浮かしてよかせるしか……いや、それはそれでやばい気がする! せったーん! 早く動いてー!

あ……息が…マジでやばい。し、仕方ない、こちらからきっかけを作ってどいてもらおう。つか、このか達はどうしてるんだろう? まさかこの状況を見て楽しんでいるとか、そういう事はあるまいな? ま、まあいいけどさ……よし、なるべくなら喋りたくなかったけど、ここは何か言って……そうだ、ネットSSでいうトリップ的な夢も見た事だし、ここは定番のあのセリフをっ!

「し、知らない天井だ」
「ひゃうっ!」

よし! こ、これで動いて―――ちょっと待ってせったん! いくら焦っているからってそこは、そこには俺のアナログスティックとポケモンでは高値で売れる玉がぁ! 駄目! やめて、体重を掛けないでくれ! 恐らく右手だろうとは思うけどそのまま体重を掛けられると―――

―――次の瞬間『ごりっ』という嫌な音がした。そう、俺のしまぶー、じゃなかった、タマタマがひぎぃ。アッー! ち、違う意味で逝ぐぅうううううううううううううう!!

「余計な事しないで、念話使えば良かったのに……」

アキラ! そういう事はもっと早く…ッ…ッ…い、いてぇってレベルじゃねぇぞ!




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